ウォーターループ（2015年生、母ウォーターグリーン）

ウォーターループ（2015年2月23日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のウォーターリーグ（当時17歳）と交配したウォーターグリーンが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は野表篤夫。2018年の東海クイーンカップ(牝地方重賞)に勝利した他、2018年のぎふ清流カップ(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

塚田隆男厩舎（名古屋）へ入厩。

2歳（2017年）

8月11日、デビュー戦は加藤誓二騎手を鞍上に据えて、2歳（名古屋ダート800m 曇/稍重）に出走。馬体重は424kg。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったサムライドライブに詰め切れず、4馬身差の2着に敗れた。

9月7日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤誓二騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマッテマシタに約12馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

9月21日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のセレクトゴールド第1戦（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤誓二騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のセレクトゴールド第2戦（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で加藤誓二騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったメモリーメディアに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

10月31日、中3週で迎えた5戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のセレクトゴールド第3戦（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったユーセイスラッガーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

11月15日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のセレクトゴールド第4戦（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は加藤誓二騎手（4戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカツゲキミヤビに7馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

12月13日、中3週で迎えた7戦目は、2歳戦の若獅子特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤誓二騎手（5戦2勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のフレーゴリに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月30日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のライデンリーダー記念（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤誓二騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

3歳（2018年）

1月25日、中3週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞のゴールドジュニア（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で加藤誓二騎手（7戦3勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

3月13日、中6週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の若草賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤誓二騎手（8戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

4月17日、中4週で迎えた11戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞の東海クイーンカップ（名古屋ダート1800m 雨/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のレコパンハロウィーに3馬身の差をつけて制した。

5月10日、中2週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞のぎふ清流カップ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で友森翔太郎騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るクルセイズスピリツを上がり1位の末脚でハナ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

6月5日、中3週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の東海ダービー（名古屋ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で友森翔太郎騎手（2戦2勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のクイーンカップ（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で友森翔太郎騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったフセノランに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

8月9日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、3歳地方重賞のMRO金賞（金沢ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で友森翔太郎騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、伸びてきたドリームスイーブル決め手に屈してクビ差の2着となった。

9月26日、中6週で馬体重を前走からさらに15kg増やして迎えた16戦目は、3歳地方重賞の秋の鞍（名古屋ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で友森翔太郎騎手（5戦2勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

10月23日、中3週で迎えた17戦目は、3歳地方重賞の西日本ダービー（金沢ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で友森翔太郎騎手（6戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、勝ったコーナスフロリダにねじ伏せられて約12馬身差の2着に敗北した。

11月16日、中2週で迎えた18戦目は、さざんか特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で友森翔太郎騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のゴールドトランプに2馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

4歳（2019年）

1月3日、中6週で迎えた19戦目は、地方重賞の新春盃オープン（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で友森翔太郎騎手（8戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

1月17日、中1週で迎えた20戦目は、まんさく特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で友森翔太郎騎手（9戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したミラクルシップを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

1月31日、中1週で迎えた21戦目は、ねこやなぎ特別（名古屋ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で友森翔太郎騎手（10戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、伸びてきたブランニュー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

5歳（2020年）

3月11日、約13か月半の休み明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた22戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で友森翔太郎騎手（11戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に敗れた。

4月8日、中3週で迎えた23戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で友森翔太郎騎手（12戦3勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

5月5日、中3週で迎えた24戦目は、サワラ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で友森翔太郎騎手（13戦3勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

6月11日、中4週で迎えた25戦目は、オドリコソウ賞（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は15戦連続で友森翔太郎騎手（14戦3勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

6歳（2021年）

4月7日、約10か月の休養明けで迎えた26戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は16戦連続で友森翔太郎騎手（15戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

4月21日、中1週で迎えた27戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で友森翔太郎騎手（16戦3勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったインディビジュアルを半馬身捉え切れず2着となった。

5月19日、中3週で迎えた28戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は18戦連続で友森翔太郎騎手（17戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したフレックルを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月16日、中3週で迎えた29戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は19戦連続で友森翔太郎騎手（18戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月8日、中2週で迎えた30戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は20戦連続で友森翔太郎騎手（19戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮戦したが、ナツミフルーリーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

7月21日、中1週で迎えた31戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で友森翔太郎騎手（20戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はタレてしまい7着に敗れた。