フセノラン（2015年生、母ウインヴァネッサ）

フセノラン（2015年3月1日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のバトルプラン（当時10歳）と交配したウインヴァネッサが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は川島牧場。2018年のクイーンカップ(牝地方重賞)に勝利した他、2018年の菊水賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、川島牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

盛本信春厩舎（西脇）へ入厩。

2歳（2017年）

8月17日、デビュー戦は宮下康一騎手を鞍上に据えて、2歳（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は462kg。5頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラピッドハーバーに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月31日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のアッパートライ一組（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮下康一騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアゼツライトを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月28日、中3週で迎えた3戦目は、2歳戦のアッパートライ一組（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で宮下康一騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイクアラッシュを自慢の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて2勝目を手中に収めた。

10月26日、中3週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞の兵庫若駒賞（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で宮下康一騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したトゥリパを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

11月29日、中4週で迎えた5戦目は、2歳戦のアッパートライ一組（園田ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で宮下康一騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

12月31日、中4週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞の園田ジュニアカップ（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で宮下康一騎手（5戦2勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

3歳（2018年）

3月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、3歳A（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のボンホープに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月12日、中2週で迎えた8戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の菊水賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったアゼツライトに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

5月10日、中3週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞のぎふ清流カップ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

6月7日、中3週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の兵庫ダービー（園田ダート1870m 晴/重）に出走。鞍上は鴨宮祥行騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のクイーンカップ（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は下原理騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウォーターループに5馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4歳（2019年）

10月2日、約15か月半の休養明けで馬体重を前走から27kg増やして迎えた12戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、兵庫馬事畜産特別（園田ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

10月24日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上B1（園田ダート1870m 雨/不良）に出走。鞍上は下原理騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

11月12日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、3歳以上B1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

11月28日、中1週で迎えた15戦目は、ひょうごの穂々笑実特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（5戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた16戦目は、近畿畜産特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（6戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったトウシンタイガーに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

5歳（2020年）

1月9日、中2週で迎えた17戦目は、ストレリチア賞（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で下原理騎手（7戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、勝ったアフターミーにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

1月28日、中2週で迎えた18戦目は、神姫バス杯（姫路ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で下原理騎手（8戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったサンライズハイアーに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

2月19日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で下原理騎手（9戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

3月5日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で下原理騎手（10戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。