クロシェレース（2005年生、母レース）

クロシェレース（2005年2月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「レース編みの技法」。毛色は鹿毛。種牡馬のスターオブコジーン（当時17歳）と交配したレースが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方20戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2008年の錦秋湖賞(一般C2)。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額1,200万円（30万×40口）で一口馬主が募集された。

吉田直弘厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

6月14日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、4着に入った。

6月29日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で大外18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

7月20日、中2週で迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた4戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

9月20日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

11月1日、中5週で迎えた6戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般C2五（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のドリームオブワイに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月15日、中1週で迎えた7戦目は、胆沢川賞（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のベガブランをクビ差振り切って優勝

11月29日、中1週で迎えた8戦目は、猿ヶ石川賞（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のツキミデイッパイに2馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

12月13日、中1週で迎えた9戦目は、錦秋湖賞（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るクレバーモーリンを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って破竹の4連勝を決めた。

4歳（2009年）

3月20日、約3か月の休み明けで迎えた10戦目は、十府ヶ浦海岸レース（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で阿部英俊騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

4月5日、中1週で迎えた11戦目は、一般B2六（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で阿部英俊騎手（5戦4勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

5月4日、中3週で迎えた12戦目は、ヒナザクラレース（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で阿部英俊騎手（6戦4勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた13戦目は、一般B2（盛岡芝1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で阿部英俊騎手（7戦4勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた14戦目は、マリオス20F スカイメトロ杯（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で阿部英俊騎手（8戦4勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したラビットサプライズを捕まえ切れず、9馬身差の2着となった。

6月14日、中1週で迎えた15戦目は、早池峰山山開きレース（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で阿部英俊騎手（9戦4勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

6月28日、中1週で迎えた16戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、一般B2六（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた17戦目は、Morioka Summer Summi（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（10戦4勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたキザキノフラッグ決め手に屈してクビ差の2着となった。

7月25日、中1週で迎えた18戦目は、姫神賞（盛岡芝1000m 曇/重）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したウメノレイメイを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

8月14日、中2週で迎えた19戦目は、一般B2六（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（11戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたロイヤルプレミアム決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

8月23日、連闘で迎えた20戦目は、釜石虎舞レース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（12戦4勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

9月6日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、初秋の早坂高原花めぐりレース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（13戦4勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り7着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた22戦目は、夏油高原温泉郷レース（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（14戦4勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったリュウノシンゲンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

10月3日、中1週で迎えた23戦目は、八幡はしご酒まつりレース（盛岡芝1700m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で阿部英俊騎手（15戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた24戦目は、オクトーバーカップ（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で阿部英俊騎手（16戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

11月29日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた25戦目は、いぶりんピックレース（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で阿部英俊騎手（17戦4勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず8着に終わった。