テンジンカズトヨ（2004年生、母テンジンコマチ）

テンジンカズトヨ（2004年3月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋一豊」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のオース（当時8歳）と交配したテンジンコマチが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）川島牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方25戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2008年の4歳以上C2-7。

経歴

デビュー前

矢野照正厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

8月27日、デビュー戦は塚田祥雄騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は458kg。17頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く14着に終わった。

9月23日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

3歳（2007年）

1月28日、約4か月の休み明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

2月25日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

4月4日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、3歳戦のナイスビット特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

5月13日、中5週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で江田照男騎手（5戦0勝）。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

6月3日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で江田照男騎手（6戦0勝）。18頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

9月2日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

9月30日、中3週で迎えた10戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝2200m 外回り雨/不良）に出走。17頭立ての17番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

11月23日、中7週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた11戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 25（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

12月9日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C2 23（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシルクアプサラスを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2008年）

1月3日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上C2 21（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山下貴光騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のショワサージュをハナ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

1月13日、中0週で迎えた14戦目は、4歳以上C2 16（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山下貴光騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月3日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上C2 15（佐賀ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山下貴光騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

2月16日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C2 16（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山下貴光騎手（5戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスイートジュビリーに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月9日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で山下貴光騎手（6戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

3月15日、連闘で迎えた18戦目は、4歳以上C2 25（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で山下貴光騎手（7戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

4月12日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で山下貴光騎手（8戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

4月26日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で山下貴光騎手（9戦2勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したユウターゴールドを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

5月6日、中0週で迎えた21戦目は、4歳以上C2 18（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で山下貴光騎手（10戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で山下貴光騎手（11戦2勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で山下貴光騎手（12戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた24戦目は、川野幸治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

6月29日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は山下貴光騎手（13戦2勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヒカリノメガミに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月26日、中3週で迎えた26戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（14戦3勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

8月16日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山下貴光騎手（15戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマイカトリーヌを捕まえ切れず、6馬身差の2着に敗北した。

8月24日、連闘で迎えた28戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山下貴光騎手（16戦3勝）。5頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず3着に敗れた。

9月20日、中3週で迎えた29戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山下貴光騎手（17戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したローザムンディを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月5日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で山下貴光騎手（18戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月11日、連闘で迎えた31戦目は、3歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で山下貴光騎手（19戦3勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

11月2日、中2週で迎えた32戦目は、3歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で山下貴光騎手（20戦3勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

11月29日、中3週で迎えた33戦目は、3歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で山下貴光騎手（21戦3勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に終わった。

5歳（2009年）

2月8日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた34戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で山下貴光騎手（22戦3勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。