トーセンタイムリー（2009年生、母ファスタ）

トーセンタイムリー（2009年4月15日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋タイミングが良い、好都合」。毛色は青鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時7歳）と交配したファスタが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）エスティファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方24戦6勝2着5回。主な勝ち鞍は2013年の一般C5。

経歴

デビュー前

鈴木康弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

11月19日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1400m 雨/良）に出走。馬体重は414kg。18頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では伸びあぐねて17着に終わった。

12月18日、中3週で迎えた2戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚にキレが無く16着に終わった。

3歳（2012年）

8月4日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から32kg減らして迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1500m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず11着に終わった。

11月7日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の一般C25（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアイファーストークに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月22日、中1週で迎えた5戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、雷鳥特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

12月12日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定戦の馬産地から笠松競馬へ応援杯3（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は東川公則騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のプロスペリタをアタマ差振り切って勝利を手中に収めた。

12月30日、中2週で迎えた7戦目は、年末特別（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（2戦2勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

4歳（2013年）

1月11日、中1週で迎えた8戦目は、一般C20（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキョウワアリスに7馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

1月22日、中1週で迎えた9戦目は、一般C15（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で東川公則騎手（4戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

2月13日、中2週で迎えた10戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、一般C16（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた11戦目は、一般C15（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のように疾駆したが、抜け出したプロスペリタに半馬身届かず2着となった。

3月15日、中1週で迎えた12戦目は、一般C12（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったジョーハヤテに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3月25日、中0週で迎えた13戦目は、ゆうじ・みずえ結婚記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るダイワフェミニンを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

4月12日、中2週で迎えた14戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、笠松町商工会特別（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、勝ったトミシノドラゴンに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

4月24日、中1週で迎えた15戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は向山牧騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したクリスタルクールにハナ差届かず2着に甘んじた。

5月16日、中2週で迎えた16戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

5月27日、中1週で迎えた17戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（6戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のアビオニクスに4馬身の差をつけて5勝目をマークした。

6月27日、中3週で迎えた18戦目は、アルプス特別（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（7戦2勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた19戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（8戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた20戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（9戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したザプレジデントを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

8月15日、中2週で迎えた21戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で向山牧騎手（10戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて、最後は2着のデルマテンジンをクビ差振り切ってファンの高評価に応えた。

11月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた22戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。

12月30日、中6週で迎えた23戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、一般C1十一 C2五（大井ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

5歳（2014年）

1月8日、連闘で馬体重を前走から13kg減らして迎えた24戦目は、一般C2七八（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2九十（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田昂騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

4月23日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた26戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、一般C2十十一（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

6月4日、中5週で迎えた27戦目は、一般C2十十一（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西啓太騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は失速してしまい12着に終わった。