ウイニングヒロオー（1988年生、母シンテスコフィニ）

ウイニングヒロオー（1988年2月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシンウルフ（当時9歳）と交配したシンテスコフィニが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は杉元四男。戦績は、中央平地34戦4勝2着3回、中央障害2戦0勝。主な勝ち鞍は1994年の宗像特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

浅見国一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1990年）

8月11日、デビュー戦は栗田伸一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は398kg。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

3歳（1991年）

2月17日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた2戦目は、柿元嘉和騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったモンテユニオンに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

3月3日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿元嘉和騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

3月9日、連闘で迎えた4戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柿元嘉和騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったナムラスピカに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

3月17日、連闘で迎えた5戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で柿元嘉和騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で柿元嘉和騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4月21日、中2週で迎えた7戦目は、岡潤一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鬼脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリアルダンディーに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月4日、中1週で迎えた8戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

5月26日、中2週で迎えた9戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の露草賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた10戦目は、4歳500万下（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

6月16日、連闘で迎えた11戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中京芝1000m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったチアズハッピーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

6月29日、中1週で迎えた12戦目は、4歳500万下のえのき賞（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は内田浩一騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

8月11日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、田島良保騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の霧島賞（小倉芝1700m 曇/重）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のブライトシャインを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

8月17日、連闘で迎えた14戦目は、阿蘇ステークス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島良保騎手（1戦1勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

4歳（1992年）

7月19日、約11か月の休み明けで迎えた15戦目は、久保敏文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の雲仙特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

8月16日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の霧島賞（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のリッツコーテーに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月27日、中5週で迎えた17戦目は、酒井浩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい16着に終わった。

5歳（1993年）

2月27日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、久保田英敬騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の火の山特別（小倉芝1200m 雨/重）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に敗れた。

3月13日、中1週で迎えた19戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の周防灘特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下（阪神芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は酒井浩騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

5月2日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下のシドニートロフィー（京都芝1600m 外回り雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で酒井浩騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

5月22日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた22戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の三宮特別（阪神芝1600m 雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で酒井浩騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

6月26日、中4週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の鷹ケ峰特別（京都芝1600m 外回り曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で酒井浩騎手（4戦0勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

7月18日、中2週で迎えた24戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の雲仙特別（小倉芝1200m 曇/重）に出走。17頭立ての17番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

8月15日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上900万下の霧島賞（小倉芝1700m 雨/不良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上900万下の耶馬渓特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

9月18日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の競馬法制定70周年記念芦屋川特別（阪神芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は酒井浩騎手（5戦0勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、4着を確保した。

10月23日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の鞍馬特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で酒井浩騎手（6戦0勝）。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた29戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 雨）に出走。鞍上は3戦連続で酒井浩騎手（7戦0勝）。5頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月28日、中1週で迎えた30戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で酒井浩騎手（8戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月12日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上900万下の高砂特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で酒井浩騎手（9戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

12月26日、中1週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の千種川特別（阪神芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で酒井浩騎手（10戦0勝）。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

6歳（1994年）

1月8日、中1週で迎えた33戦目は、5歳以上900万下の戎橋特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で酒井浩騎手（11戦0勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて12着に終わった。

2月6日、中3週で迎えた34戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

2月26日、中2週で迎えた35戦目は、5歳以上900万下の火の山特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は久保田英敬騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた36戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の宗像特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で久保田英敬騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るホシワイスをアタマ差だけ差し切って久しぶりに白星を挙げた。