トウコウジュディー（1988年生、母トウコウダンサー）

トウコウジュディー（1988年3月7日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のホスピタリティ（当時9歳）と交配したトウコウダンサーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ラツキー牧場。戦績は、中央平地12戦3勝2着1回。1991年の菜の花ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1991年）

2月24日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は436kg。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のミラクルドラゴンズに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3月23日、中3週で迎えた2戦目は、3歳オープンの菜の花ステークス（中山芝1200m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったツルマルモチオーにねじ伏せられてハナ差の2着に甘んじた。

4月21日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

11月2日、約6か月半の休み明けで迎えた4戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部幸雄騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて最後はモダンビートと並んで9着同着となった。

12月8日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は6戦連続で岡部幸雄騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のペルソナクイーンに4馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

4歳（1992年）

1月6日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で岡部幸雄騎手（6戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のトキオアルテミスに1馬身3/4の差をつけて勝利を手に入れた。

2月16日、中5週で迎えた8戦目は、テレビ山梨杯（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で岡部幸雄騎手（7戦3勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って12着に敗れた。

3月22日、中4週で迎えた9戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、千葉ステークス（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

4月19日、中3週で迎えた10戦目は、ハンデ戦の卯月ステークス（中山芝1200m 外回り雨/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（8戦3勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

5月10日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデ戦の立夏ステークス（東京ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

6月13日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のTVh賞（札幌芝1200m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。