ローレルベルカント（2012年生、母ベルガール）

ローレルベルカント（2012年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋美しい歌（伊）」。毛色は栗毛。種牡馬のカネヒキリ（当時10歳）と交配したベルガールが15歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）新冠橋本牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方30戦7勝2着2回。主な勝ち鞍は2016年のファイナルレース(一般C2-8)。

経歴

デビュー前

ローレルクラブにて総額1,200万円（6万×200口）で一口馬主が募集された。

高野友和厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

7月19日、デビュー戦は川須栄彦騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚にキレが無く15着に敗れた。

12月14日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

3歳（2015年）

1月24日、中5週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で長岡禎仁騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

3月1日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は川須栄彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

3月29日、中3週で迎えた5戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 小雨/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

4月11日、中1週で迎えた6戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

6月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

7月18日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

8月10日、中2週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた9戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスカイワルツに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月30日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦のファーストキッス特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るヤマニンミネルバを鮮烈な末脚で3/4馬身差し切って断トツの支持に応えた。

10月12日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、一般C3 12（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3 12（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（3戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るスカイワルツを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って断然人気に応えた。

10月31日、連闘で迎えた13戦目は、鶉矮鶏特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で赤岡修次騎手（4戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったオシャレバンチョウに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

11月14日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3-8（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で赤岡修次騎手（5戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3-6（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で赤岡修次騎手（6戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のクインズメンテに2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月13日、中1週で迎えた16戦目は、キバナアマ特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で赤岡修次騎手（7戦4勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天賦の闘争本能でゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた17戦目は、シュクル&ブーケ特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で赤岡修次騎手（8戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったペプチドホープフルに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2016年）

1月11日、中1週で迎えた18戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で赤岡修次騎手（9戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のクインズメンテに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

1月20日、連闘で迎えた19戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、千両特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた20戦目は、カワラヒワ特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（10戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

2月10日、連闘で迎えた21戦目は、一般C2-4（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（11戦5勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のフュージリアを半馬身振り切って断トツ人気に応えた。

2月24日、中1週で迎えた22戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、一般C2-2（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

3月6日、中1週で迎えた23戦目は、お座敷遊び「菊の花」特別（高知ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（12戦6勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2-4（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は永森大智騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に敗れた。

4月2日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2-4（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

4月10日、連闘で迎えた26戦目は、一般C2ロ（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

4月17日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（13戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のハイマックスに1馬身の差をつけて7勝目をつかんだ。

5月1日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた28戦目は、八十八夜特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（14戦7勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

5月21日、中2週で迎えた29戦目は、一般C2-3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

5月29日、連闘で迎えた30戦目は、一般C2ロ（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村卓弥騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

6月4日、連闘で迎えた31戦目は、一般C2-3（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岡村卓弥騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた32戦目は、本田紀忠騎手を鞍上に迎えて、MAHALOまる特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

6月26日、連闘で迎えた33戦目は、一般C2ロ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で本田紀忠騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

7月2日、連闘で迎えた34戦目は、林謙佑騎手を鞍上に迎えて、一般C2-3（高知ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた35戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

10月22日、約3か月の休養明けで迎えた36戦目は、キリンビバックス特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は永森大智騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた37戦目は、中越琉世騎手を鞍上に迎えて、ぞんがい特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた38戦目は、指原2連覇&V3（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中越琉世騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。