エーティーロンドン（2017年生、母セレーサ）

エーティーロンドン（2017年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋イギリスの都市名」。毛色は栗毛。種牡馬のアドマイヤムーン（当時14歳）と交配したセレーサが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白井牧場。主な勝ち鞍は2020年の2020ファイナルレース(一般C3 22)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、白井牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、荒木徹によって2,268万円で落札された。

武英智厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

7月20日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1400m 曇/重）に出走。馬体重は488kg。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

8月4日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい10着に敗れた。

12月1日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。17頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はピンシャンと並んで2着同着となった。

12月22日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

3歳（2020年）

1月11日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は酒井学騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

4月26日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は団野大成騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた7戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい10着に敗れた。

6月21日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

7月26日、中4週で迎えた9戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

8月2日、連闘で迎えた10戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って14着に終わった。

9月5日、中4週で迎えた11戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般C3 12（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

9月21日、中1週で迎えた12戦目は、林謙佑騎手を鞍上に迎えて、一般C3 12（高知ダート1300m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい7着に敗れた。

10月10日、中2週で迎えた13戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、一般C3 14（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に敗れた。

11月8日、中3週で迎えた14戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で楢崎功祐騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

12月31日、中7週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた15戦目は、妹尾浩一朗騎手を鞍上に迎えて、2020ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/重）に出走。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のホープウィークに6馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2021年）

1月19日、中2週で迎えた16戦目は、一般C3-4（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で妹尾浩一朗騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。