アロマドゥルセ（2014年生、母ジャッキーテースト）

アロマドゥルセ（2014年5月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「甘い香り（西）。女の子らしく育ってくれるように」。毛色は青鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時12歳）と交配したジャッキーテーストが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地13戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2018年の生田特別(500万下)。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額4,000万円（10万×400口）で一口馬主が募集された。

音無秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

11月5日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

12月4日、中3週で迎えた2戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。17頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、4着に終わった。

3歳（2017年）

4月8日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 曇/重）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

4月23日、中1週で迎えた4戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のシャドウブリランテをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

6月25日、中8週で迎えた5戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2200m 曇/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したヒシマサルに半馬身届かず2着となった。

7月23日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月16日、中7週で迎えた7戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝2000m 雨/重）に出走。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のレッドコルディスに2馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

11月19日、中8週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の衣笠特別（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、伸びてきたアンドリエッテ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

12月23日、中4週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下のジングルベル賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松若風馬騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

4歳（2018年）

3月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の淡路特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

6月10日、約3か月の休養明けで迎えた11戦目は、3歳以上500万下の生田特別（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のヴァントシルムを半馬身振り切って3勝目を手にした。

7月14日、中4週で迎えた12戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の信夫山特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したマイネルカレッツァを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月2日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の兵庫特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったアフリカンゴールドに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

11月24日、中7週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の高雄特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、3着に終わった。

5歳（2019年）

2月9日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の琵琶湖特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、伸びてきたフォイヤーヴェルク決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

3月10日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の淡路特別（阪神芝2400m 外回り雨/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったプリンスオブペスカに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

5月19日、中9週で迎えた17戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の御室特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず3着に敗れた。

6月9日、中2週で迎えた18戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの三田特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、5着に終わった。

8月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの西海賞（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったブライトムーンに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

10月14日、中6週で迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラスの鳴滝特別（京都芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

6歳（2020年）

1月25日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの睦月賞（京都芝2400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

2020年2月12日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。