ネオポリス（1997年生、母Maratha）

ネオポリス（1997年2月24日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のConquistador Cielo（当時18歳）と交配したMarathaが9歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地18戦5勝2着2回。2001年のプロキオンステークス(G3)で4着に入った他、2001年のコーラルステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

古賀史生厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

2月5日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は562kg。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のレディミューズを半馬身振り切って初白星を挙げた。

3月4日、中3週で迎えた2戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1400m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のメイショウキオウをクビ差振り切って2勝目をつかんだ。

4月8日、中4週で迎えた3戦目は、3歳G2のニュージーランドトロフィー4歳ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は柴田善臣騎手（1戦1勝）。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

5月7日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳G1のNHKマイルカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての14番人気で17番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて12着に終わった。

9月16日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた5戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のおおぞらステークス（札幌芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

11月25日、中9週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のシャングリラ賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の稲毛特別（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮し、4着に入った。

12月24日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下のハッピーエンドカップ（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のタヤスユキヒメに2馬身半の差をつけて優勝

4歳（2001年）

3月3日、中9週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の鳴門ステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（2戦1勝）。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るタニノゴードンを3/4馬身差し切って4勝目を手中に収めた。

3月31日、中3週で迎えた10戦目は、コーラルステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（3戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のビーチフラッグに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

5月6日、中4週で迎えた11戦目は、オアシスステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月17日、中5週で迎えた12戦目は、G3のプロキオンステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（4戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

12月8日、約6か月の休み明けで迎えた13戦目は、摩耶ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（5戦3勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたスタンドオンエンド決め手に屈して半馬身差の2着となった。

5歳（2002年）

1月26日、中6週で迎えた14戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、G3の根岸ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦でオープンのすばるステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（6戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したシンコウスプレンダにクビ差届かず2着に甘んじた。

3月17日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、東風ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

12月7日、約9か月の休養明けで迎えた17戦目は、ギャラクシーステークス（阪神ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（7戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

7歳（2004年）

7月4日、約19か月の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた18戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、G3の函館スプリントステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く15着に終わった。