メイショウキオウ（1997年生、母シティライト）

メイショウキオウ（1997年3月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時7歳）と交配したシティライトが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）辻牧場。戦績は、中央平地37戦7勝2着3回、地方1戦0勝。2004年の中京記念(ハンデG3)に勝利した他、2001年のマイラーズカップ(G2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

福島勝厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2000年）

1月5日、デビュー戦は宝来城多郎騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は504kg。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず9着に終わった。

1月23日、中2週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都ダート1400m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛進したが、勝ったダイシンステージにねじ伏せられてハナ差の2着となった。

2月13日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宝来城多郎騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のウイニングゼットに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月4日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下（阪神ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で宝来城多郎騎手（3戦1勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたネオポリス決め手に屈してクビ差の2着となった。

3月18日、中1週で迎えた5戦目は、3歳オープンの若葉ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宝来城多郎騎手（4戦1勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

10月21日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、田島裕和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/不良）に出走。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のアイラジオーネを半馬身振り切って久しぶりの実戦を物にした。

11月12日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた7戦目は、4歳以上900万下の御陵特別（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島裕和騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下の円山特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田島裕和騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のクラフティゴールドに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

4歳（2001年）

1月6日、中5週で迎えた9戦目は、4歳以上1600万下の新春ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田島裕和騎手（3戦2勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、伸びてきたグレイスナムラ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

2月3日、中3週で迎えた10戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の斑鳩ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るオカノスピカを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月4日、中3週で迎えた11戦目は、ハンデG3の中京記念（中京芝2000m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。

4月14日、中5週で迎えた12戦目は、G2のマイラーズカップ（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は宝来城多郎騎手（5戦1勝）。17頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

5月13日、中3週で迎えた13戦目は、都大路ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

6月23日、中5週で迎えた14戦目は、ハンデ戦でオープンの米子ステークス（阪神芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は宝来城多郎騎手（6戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

11月3日、約4か月半の休み明けで迎えた15戦目は、カシオペアステークス（京都芝1800m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（7戦1勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

11月24日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデG3の京阪杯（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宝来城多郎騎手（8戦1勝）。18頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって15着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上1600万下の逆瀬川ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宝来城多郎騎手（9戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のミデオンビットに1馬身1/4の差をつけて5勝目を収める

5歳（2002年）

4月13日、約4か月の休養明けで迎えた18戦目は、G2のマイラーズカップ（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宝来城多郎騎手（10戦2勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた19戦目は、都大路ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で宝来城多郎騎手（11戦2勝）。18頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。最後は一杯になって16着に敗れた。

5月25日、中2週で迎えた20戦目は、欅ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で宝来城多郎騎手（12戦2勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月16日、中2週で迎えた21戦目は、G3のプロキオンステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で宝来城多郎騎手（13戦2勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入った。

10月26日、約4か月半の休み明けで迎えた22戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、G2のスワンステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

11月24日、中3週で迎えた23戦目は、キャピタルステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で牧田和弥騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた24戦目は、ギャラクシーステークス（阪神ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

6歳（2003年）

1月5日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデG3の京都金杯（京都芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（4戦1勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい13着に終わった。

2月9日、中4週で迎えた26戦目は、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（5戦1勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

3月9日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデG3の中京記念（中京芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で飯田祐史騎手（6戦1勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

4月6日、中3週で迎えた28戦目は、ハンデG3のダービー卿チャレンジトロフィー（中山芝1600m 外回り晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で飯田祐史騎手（7戦1勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

5月18日、中5週で迎えた29戦目は、ハンデG3の新潟大賞典（新潟芝2000m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で飯田祐史騎手（8戦1勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり最後はタケハナオペラと並んで5着同着となった。

6月15日、中3週で迎えた30戦目は、G3のエプソムカップ（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で飯田祐史騎手（9戦1勝）。18頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず12着に敗れた。

7月13日、中3週で迎えた31戦目は、ハンデG3の七夕賞（福島芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で飯田祐史騎手（10戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

7歳（2004年）

2月8日、約7か月の休養明けで迎えた32戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

3月7日、中3週で迎えた33戦目は、ハンデG3の中京記念（中京芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のナリタセンチュリーに1馬身の差をつけて待望の重賞初制覇を果たした。

4月4日、中3週で迎えた34戦目は、ハンデG3のダービー卿チャレンジトロフィー（中山芝1600m 外回り雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦1勝）。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

5月16日、中5週で迎えた35戦目は、ハンデG3の新潟大賞典（新潟芝2000m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、5着を確保した。

6月12日、中3週で迎えた36戦目は、ハンデ戦でオープンのブリリアントステークス（東京ダート2100m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で秋山真一郎騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のイサオヒートに1馬身半の差をつけて7勝目を手にした。

7月11日、中3週で迎えた37戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の七夕賞（福島芝2000m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

7月19日、連闘で迎えた38戦目は、G3のマーキュリーカップ（盛岡ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（5戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。