クラフティゴールド（1996年生、母クラフテイワイフ）

クラフティゴールド（1996年2月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のノーザンテースト（当時25歳）と交配したクラフテイワイフが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地25戦4勝2着6回、中央障害7戦2勝2着5回。1998年の小倉3歳ステークス(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額5,000万円（125万×40口）で一口馬主が募集された。

中尾正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1998年）

7月18日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。端をきり、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のメイショウバクシンを半馬身振り切って初白星を挙げた。

8月22日、中4週で迎えた2戦目は、常石勝義騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのフェニックス賞（京都芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

9月6日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の小倉3歳ステークス（京都芝1200m 雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月18日、中5週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのアイビーステークス（東京芝1400m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

3歳（1999年）

7月11日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したシャンハイダロンを差し切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月25日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下の由布院特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のブイエクスプレスを半馬身振り切ってファンの支持に応えた。

9月18日、中7週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の芦屋川特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（2戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

10月10日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下の神奈川新聞杯（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は常石勝義騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の藤森特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマチカネシルヤキミをクビ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

11月13日、中2週で迎えた10戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の大原ステークス（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず16着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた11戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のキャピタルステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて18着に終わった。

4歳（2000年）

8月13日、約8か月半の休み明けで迎えた12戦目は、4歳以上900万下の耶馬渓特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は常石勝義騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

9月2日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の袖ケ浦特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて8着に終わった。

9月24日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の新涼特別（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は常石勝義騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったコンタクトにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

10月7日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下の西湖特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で常石勝義騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では稟性の負けん性を発揮してゴールまでタレずに走り切ったが、4着に終わった。

10月14日、連闘で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の藤森特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で常石勝義騎手（5戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下の河口湖特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（4戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったエンゲルグレーセにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月26日、中3週で迎えた18戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の円山特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで敢闘したが、勝ったメイショウキオウにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月10日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が悪くなり6着に敗れた。

12月23日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（5戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したタニノゴードンを差し切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5歳（2001年）

2月10日、中6週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下の大島特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は常石勝義騎手（6戦0勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、モンテカルロに交わされて3馬身半差の2着となった。

2月24日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の洲本特別（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は武豊騎手（6戦3勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るケイエスブルボンを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて久々に白星を挙げた。

3月11日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の武庫川ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（7戦4勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上1600万下のなにわステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は常石勝義騎手（7戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

7月7日、約3か月半の休み明けで迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のTUF杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

6歳（2002年）

1月6日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は常石勝義騎手（8戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったパセティックから2馬身半差の2着に敗北した。

1月20日、中1週で迎えた27戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で常石勝義騎手（9戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったワイドセイヴィアからクビ差の2着に甘んじた。

2月2日、中1週で迎えた28戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で常石勝義騎手（10戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったフィールドグランデからクビ差の2着に甘んじた。

2月24日、中2週で迎えた29戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で常石勝義騎手（11戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったホッコーアンバーから8馬身差の2着に敗北した。

3月30日、中4週で迎えた30戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で常石勝義騎手（12戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったトウカイロッキーから5馬身差の1着5勝目を収める

6月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた31戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で常石勝義騎手（13戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のタイキダグラスに3馬身半の差をつけて6勝目を奪取した。

6月29日、中1週で迎えた32戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 曇）に出走。鞍上は7戦連続で常石勝義騎手（14戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったナムラマームードから3/4馬身差の2着に敗北した。