ショウリュウハル（2017年生、母ショウリュウムーン）

ショウリュウハル（2017年2月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+春」。毛色は栗毛。種牡馬のジャスタウェイ（当時8歳）と交配したショウリュウムーンが11歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2020年の北國新聞杯(2勝クラスハンデ)。

経歴

デビュー前

佐々木晶三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

8月10日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1500m 曇/稍重）に出走。馬体重は468kg。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のイッツアワターンに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月5日、中7週で迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳1勝クラスのりんどう賞（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

11月24日、中6週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳1勝クラスの白菊賞（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るヴィンチェーレをアタマ差だけ差し切って2勝目を手に入れた。

3歳（2020年）

3月7日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のチューリップ賞（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

8月2日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの札幌道新スポーツ賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

11月1日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの北國新聞杯（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈の闘争本能で渋太く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のマルモネオフォースをアタマ差振り切って3勝目を獲得した。

11月29日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上3勝クラスの立雲峡ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で団野大成騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2021年）

2月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上3勝クラスの初音ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

10月17日、約8か月の休み明けで迎えた9戦目は、3歳以上3勝クラスの西宮ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

11月13日、中3週で迎えた10戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの奥多摩ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では脚を伸ばせず16着に終わった。