スパニエル（2017年生、母スギノブロッサム）

スパニエル（2017年5月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「スペイン原産の猟犬」。毛色は鹿毛。種牡馬のカレンブラックヒル（当時8歳）と交配したスギノブロッサムが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は明治牧場。主な勝ち鞍は2020年のキタサンミカヅキ賞(一般B32 B4)。

経歴

デビュー前

田中正二厩舎（北海道）へ入厩。

3歳（2020年）

4月16日、デビュー戦は阪野学騎手を鞍上に据えて、3歳（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のエイシンアサヒダケに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

5月27日、中5週で迎えた2戦目は、3歳戦のふたご座特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

6月17日、中2週で迎えた3戦目は、「DOマイルSkip記念」賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阪野学騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のエクスターミネートに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月7日、中2週で迎えた4戦目は、星の降る里あしべつ特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で阪野学騎手（3戦2勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のリワードブルトンを3/4馬身振り切って3勝目を掴み取った。

8月5日、中3週で迎えた5戦目は、丸ごと1日びらとりDay特別（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で阪野学騎手（4戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のローレルジェイドに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

8月20日、中1週で迎えた6戦目は、日本一のそばの里幌加内特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で阪野学騎手（5戦4勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた7戦目は、旭川・北の恵み食べマルシェ特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で阪野学騎手（6戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、伸びてきたフリーホースカップ決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

9月29日、中3週で迎えた8戦目は、中川町森のギャラリー特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で阪野学騎手（7戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったリワードブルトンを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

10月14日、中1週で迎えた9戦目は、門別軽種馬生産振興会特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で阪野学騎手（8戦4勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では矢のように急駛したが、勝ったツウカイヴィータに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

10月28日、中1週で迎えた10戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、キタサンミカヅキ賞（門別ダート1200m 晴/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るマナモクプニを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて1番人気に応えた。

4歳（2021年）

1月17日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に敗れた。

4月25日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって14着に終わった。

5月2日、連闘で迎えた13戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 曇/重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず16着に終わった。

9月12日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい16着に終わった。

10月23日、中5週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた16戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、ペガスス座特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

12月4日、中5週で迎えた17戦目は、3歳以上C2-3（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中純騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のリュウノサボに1馬身の差をつけて6勝目を奪取した。

12月25日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中純騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキンカイレイアに4馬身の差をつけて7勝目を手に入れた。

5歳（2022年）

1月22日、中3週で迎えた19戦目は、うまかつ.net賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中純騎手（3戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のサンマルキャンディを3/4馬身振り切って8勝目をつかんだ。

2月6日、中1週で迎えた20戦目は、長崎街道嬉野宿特選（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中純騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

4月3日、中7週で迎えた21戦目は、長崎街道常盤橋特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中純騎手（5戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のナンヨーノワールに2馬身半の差をつけて9勝目を挙げた。

5月7日、中4週で迎えた22戦目は、ほとめきナイター賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中純騎手（6戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では総身の力で末脚を持続させて、最後は2着のキクノキングをアタマ差振り切って10勝目を達成した。

10月15日、約5か月半の休養明けで迎えた23戦目は、SAGAロワイヤル（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で田中純騎手（7戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた24戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で田中純騎手（8戦5勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したミッキーウィンを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

11月13日、中1週で迎えた25戦目は、樋渡酒造場「万里長」賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で田中純騎手（9戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

12月3日、中2週で迎えた26戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で田中純騎手（10戦5勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた27戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 雪/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で田中純騎手（11戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

6歳（2023年）

1月7日、中2週で迎えた28戦目は、沖縄まーさん杯（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で田中純騎手（12戦5勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

1月23日、中1週で迎えた29戦目は、SAGAイブニング賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は14戦連続で田中純騎手（13戦5勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のアマクミナイデヨを半馬身振り切って勝利数を11に伸ばす

2月4日、中1週で迎えた30戦目は、ミモザ賞（佐賀ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で田中純騎手（14戦6勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

2月23日、中2週で迎えた31戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は16戦連続で田中純騎手（15戦6勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

3月10日、中1週で迎えた32戦目は、夢見月賞（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は17戦連続で田中純騎手（16戦6勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

4月30日、中6週で迎えた33戦目は、新緑賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は18戦連続で田中純騎手（17戦6勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた34戦目は、ほとめきナイター賞（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は19戦連続で田中純騎手（18戦6勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた35戦目は、出水拓人騎手を鞍上に迎えて、佐藤哲三と勇者の集い賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

6月10日、中1週で迎えた36戦目は、中山蓮王騎手を鞍上に迎えて、うまかつJC1St 第3戦（佐賀ダート1400m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた37戦目は、ほとめきナイター賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は出水拓人騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。