イブキシークラウド（1987年生、母シマノカオリ）

経歴

デビュー前

2歳（1989年）

12月2日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったロングバージンに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

12月17日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したアポロシーザーに半馬身届かず2着となった。

3歳（1990年）

1月6日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、ミョウコウライトに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

1月20日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で角田晃一騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では迫力のある伸びを見せたが、勝ったトクノエースにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

2月3日、中1週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のファーストミユキに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

3月3日、中3週で迎えた6戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は角田晃一騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

3月24日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオリンポスカザンに8馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月28日、約7か月半の休み明けで迎えた8戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（6戦1勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では出色の末脚を発揮したが、4着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた9戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

12月8日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（7戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

4歳（1991年）

1月5日、中3週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（8戦1勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

1月19日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（9戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

2月9日、中2週で迎えた13戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したタマビッグギャルにハナ差届かず2着となった。

3月9日、中3週で迎えた14戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の宗像特別（小倉芝1200m 小雨/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下の鷹ケ峰特別（京都芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は角田晃一騎手（10戦1勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目を引く伸びを見せたが、伸びてきたアムルーズ決め手に屈してアタマ差の2着となった。

4月20日、中3週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（11戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のスペインランドに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月26日、中4週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた17戦目は、ハンデ戦のむらさき賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（12戦2勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

6月9日、中1週で馬体重を前走から22kg絞って迎えた18戦目は、京洛ステークス（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で角田晃一騎手（13戦2勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のフェイムオブラスに1馬身の差をつけて4勝目を獲得した。

5歳（1992年）

2月2日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた19戦目は、羅生門ステークス（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で角田晃一騎手（14戦3勝）。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた20戦目は、斑鳩ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で角田晃一騎手（15戦3勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

3月8日、中1週で迎えた21戦目は、G3の中日新聞杯（中京芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は田島信行騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。