ターフェアイト（2008年生、母ストーミングヘヴン）

ターフェアイト（2008年2月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ターフェ伯爵によって発見され世界で最も希少とされるレアストーン」。毛色は鹿毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時8歳）と交配したストーミングヘヴンが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）秋田牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方28戦9勝2着5回。主な勝ち鞍は2014年の一般C2九十。

経歴

デビュー前

当歳のとき、秋田牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、池谷誠一によって1,575万円で落札された。

萩原清厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

2月26日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は508kg。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

4月9日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた3戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

7月31日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

8月13日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた5戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

9月22日、中5週で馬体重を前走から23kg戻して迎えた6戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

10月14日、中2週で馬体重を前走から22kg絞って迎えた7戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3一（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のイクシオンを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

11月3日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったメイショウマルクルに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月23日、中2週で迎えた9戦目は、胆振軽種馬農業協同組合特別（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線に入ると、前で粘るディープタッチを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

12月14日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上B2 C1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアーユルヴェーダに6馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月29日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上B2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（4戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエイユートルネードに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

4歳（2012年）

1月17日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上B2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川原正一騎手（5戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

2月14日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上B2（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で川原正一騎手（6戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、4着に終わった。

3月13日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上B2（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で川原正一騎手（7戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したルチルドラードにクビ差届かず2着に甘んじた。

4月4日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上B2（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で川原正一騎手（8戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線に入ると、前で粘るローランビゴラスを鬼脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて1番人気に応えた。

4月26日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で川原正一騎手（9戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったラッキーガーデンに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

5月17日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上B1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で川原正一騎手（10戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

12月13日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で川原正一騎手（11戦5勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

5歳（2013年）

1月2日、中2週で迎えた19戦目は、そのだは面白い!青芝フック杯（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で川原正一騎手（12戦5勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したエーシンクーフランにクビ差届かず2着に惜敗した。

1月22日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上B2（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は木村健騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

2月11日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上B2 C1（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のマイネルフレンズに1馬身半の差をつけて6勝目を手にした。

3月6日、中2週で迎えた22戦目は、ポイント還元オッズパーク特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入った。

3月21日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上B1（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアポロストームに8馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

4月11日、中2週で迎えた24戦目は、ダイヤモンド特別（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で木村健騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月2日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた25戦目は、丹波市秋のウマいもん!「丹波栗」特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（13戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったラヴァリーウィッチに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

10月23日、中2週で迎えた26戦目は、京都畜産特別（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（14戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上B1（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（15戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のクニノユメオーに2馬身の差をつけて8勝目を手中に収めた。

11月21日、中1週で迎えた28戦目は、奈良県肉用牛農協特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（16戦6勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

6歳（2014年）

1月21日、中8週で迎えた29戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

2月26日、中4週で迎えた30戦目は、一般C2九十（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るドラゴンボーヤを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて9勝目を手に入れた。

3月30日、中4週で迎えた31戦目は、トゥインクルオープニング賞（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって11着に敗れた。

4月24日、中3週で迎えた32戦目は、かんむり座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた33戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、カーネーション特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が振るわず12着に終わった。