ヒカリサイアロン（2000年生、母ハーバークリーク）

ヒカリサイアロン（2000年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋セラミックの種類」。毛色は鹿毛。種牡馬のロドリゴデトリアーノ（当時11歳）と交配したハーバークリークが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ヤナガワ牧場。戦績は、中央平地14戦0勝2着1回、地方17戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2004年の七夕特設(B2)。

経歴

デビュー前

清水久雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

6月15日、デビュー戦は菊沢隆仁騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

3歳（2003年）

5月31日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で菊沢隆仁騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた3戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 小雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず9着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は菊沢隆仁騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆仁騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

8月31日、中6週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆仁騎手（4戦0勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったプレイソフトリーにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

9月14日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢隆仁騎手（5戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた8戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

12月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたスマイルアゲイン決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

12月27日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で新原健伸騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

4歳（2004年）

1月10日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で新原健伸騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C1 C2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で新原健伸騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

2月8日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で新原健伸騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

2月21日、中1週で迎えた14戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ケイアイドルフィンに3/4馬身交わされて2着となった。

3月6日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサニーシーズンに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月21日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は新原健伸騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月17日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で新原健伸騎手（6戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、セイウンボーイにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

5月4日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で新原健伸騎手（7戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

5月16日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた19戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で新原健伸騎手（8戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のテンファクターに6馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月6日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のジェネスハッピーに5馬身の差をつけて3勝目をマークした。

7月3日、中3週で迎えた21戦目は、初夏特設（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（3戦2勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた22戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、七夕特設（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るケイアイアリダーを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って制した。

8月8日、中1週で迎えた23戦目は、ラベンダー特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（4戦2勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた24戦目は、あさがお特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

9月11日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上B1（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は下條知之騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトシザゴールドに3馬身の差をつけて5勝目を奪取した。

11月20日、中9週で迎えた26戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい16着に終わった。

12月25日、中4週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆仁騎手（6戦0勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

5歳（2005年）

1月22日、中3週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆仁騎手（7戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では賦性の勝負根性でゴールまで頑張り、5着を確保した。

2月26日、中4週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 小雪/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆仁騎手（8戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい8着に終わった。

4月9日、中5週で迎えた30戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢隆仁騎手（9戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

6月12日、中8週で迎えた31戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菊沢隆仁騎手（10戦0勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではいいところがなく16着に終わった。