エンペザー（2019年生、母ロージーローズ）

経歴

デビュー前

当歳のとき、上村清志から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、上村清志から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、レイによって2,200万円で落札された。

2歳（2021年）

10月31日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は496kg。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず11着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた2戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、3着に入った。

12月25日、中5週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったエリカフェリーチェに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

3歳（2022年）

1月9日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井瑠星騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。逃げを打ち、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のシゲルローズマリーに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月21日、中9週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラスのフローラルウォーク賞（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のグッドフェイスに1馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

4月9日、中2週で迎えた6戦目は、3歳G2のニュージーランドトロフィー（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は坂井瑠星騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、4着を確保した。

10月30日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラスのレジェンドトレーナーカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（2戦1勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい7着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの再度山特別（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた9戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの中京日経賞（中京芝1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のハーツラプソディに2馬身半の差をつけて3勝目を手にした。

4歳（2023年）

2月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの幕張ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

4月2日、中4週で迎えた11戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの美浦ステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、逃げるテーオーシリウスを差し切れず、5馬身差の2着となった。

4月23日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのセンテニアル・パークステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のトウシンモンブランをアタマ差振り切って4勝目を掴み取った。

5月13日、中2週で迎えた13戦目は、都大路ステークス（京都芝1800m 外回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて6着に敗れた。

12月9日、約7か月の休養明けで迎えた14戦目は、リゲルステークス（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井瑠星騎手（6戦2勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

5歳（2024年）

1月7日、中3週で迎えた15戦目は、すばるステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は吉田隼人騎手（4戦1勝）。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に敗れた。

2月10日、中4週で迎えた16戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの洛陽ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた17戦目は、G3の阪急杯（阪神芝1400m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

4月28日、中8週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた18戦目は、谷川岳ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高倉稜騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

5月18日、中2週で迎えた19戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのメイステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は一杯になって14着に終わった。