マルノサプライズ（2003年生、母ビューティーエミ）

マルノサプライズ（2003年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋驚き」。毛色は栗毛。種牡馬のパークリージエント（当時22歳）と交配したビューティーエミが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は五十嵐牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、地方19戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2005年のアタックチャレンジ。

経歴

デビュー前

1歳のとき、五十嵐牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

米川伸也厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2005年）

7月20日、デビュー戦は斉藤正弘騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は410kg。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月28日、連闘で迎えた2戦目は、川島雅人騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のルーキーチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/重）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島雅人騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月8日、中3週で迎えた4戦目は、2歳（旭川ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で川島雅人騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のミスソレイユに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月27日、中2週で迎えた5戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島雅人騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったアケボノユウシャから3馬身差の2着となった。

10月11日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で川島雅人騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のパークリーヒカリに1馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

3歳（2006年）

3月26日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた7戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはなのき賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

4月15日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下のれんげ賞（阪神芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

5月13日、中3週で迎えた9戦目は、3歳500万下（京都芝1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。18頭立ての8番人気で大外18番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

6月10日、中3週で迎えた10戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、5着に終わった。

7月8日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の如意ヶ嶽特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（3戦0勝）。18頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、6着に終わった。

10月22日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず11着に敗れた。

11月25日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた13戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

4歳（2007年）

9月26日、約10か月の休養明けで迎えた14戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサクセスタッチに3馬身半の差をつけて休み明け初戦を物にした。

10月24日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上A2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、ランフォザバローズに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

11月21日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上A2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のキャプテンオペラを半馬身振り切って単勝一倍台の期待に応えた。

12月12日、中2週で迎えた17戦目は、武庫川特別（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

12月31日、中2週で迎えた18戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、城山電子特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5歳（2008年）

1月10日、中0週で迎えた19戦目は、4歳以上A1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（4戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったホクセツファミリーに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

3月6日、中7週で迎えた20戦目は、4歳以上A1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

3月27日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上A1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（6戦2勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

4月24日、中3週で迎えた22戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A1二（園田ダート1230m 曇/重）に出走。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦し、4着に入り込んだ。

5月6日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上A1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（7戦2勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

9月3日、約4か月の休み明けで迎えた24戦目は、3歳以上A2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は下原理騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

10月14日、中5週で迎えた25戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、丹波焼陶器まつり特別（園田ダート1230m 雨/重）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた26戦目は、なら養蜂農協特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で板野央騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、ビクターハロンに交わされて2馬身差の2着となった。

11月29日、中3週で迎えた27戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。17頭立ての17番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

6歳（2009年）

1月17日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた28戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり16着に終わった。

2月21日、中4週で迎えた29戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。