ガッサンヒカリ（1997年生、母Wyndalia）

ガッサンヒカリ（1997年4月21日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のMiswaki（当時19歳）と交配したWyndaliaが11歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地11戦1勝、地方5戦3勝。2000年のクロッカスステークス(オープン)で3着に入った他、2000年のトパーズカップ(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

桜田浩三厩舎（盛岡）へ入厩。

2歳（1999年）

11月13日、デビュー戦は菅原勲騎手を鞍上に据えて、3歳（盛岡芝1000m 晴/重）に出走。馬体重は434kg。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のオークファイヤーに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月11日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して4番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のスイートオーキッドに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

3歳（2000年）

1月2日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた3戦目は、3歳地方重賞の金杯（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のピスカリアンジュに1馬身半の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

1月30日、中3週で迎えた4戦目は、3歳オープンのクロッカスステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原勲騎手（3戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に沈んだ。

9月30日、約8か月の休養明けで迎えた5戦目は、千葉淳志騎手を鞍上に迎えて、4歳A2（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた6戦目は、3歳地方重賞のオパールカップ（盛岡芝1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は菅原勲騎手（4戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

11月12日、中3週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞のトパーズカップ（盛岡ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のジュリオシーザーを半馬身振り切って4勝目を奪取した。

12月9日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上1600万下の市川ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（6戦4勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

4歳（2001年）

6月30日、約7か月の休養明けで迎えた9戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後はバテてしまい16着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた10戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の疾風特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。13着に敗れた。

7月29日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の栃尾特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。最後は脚が止まってしまい17着に終わった。

8月26日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の驀進特別（新潟芝1000m 雨/良）に出走。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の初風特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は高山太郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

9月30日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の内房特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（3戦0勝）。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

5歳（2002年）

3月9日、約5か月半の休養明けで迎えた15戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の春風賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではいいところがなく16着に終わった。

3月30日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は高山太郎騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。最後は垂れてしまい16着に終わった。