3歳

レース展開

ファーストフラワーとムソウ

ファーストフラワーとムソウが並んでハナに立つ形となり、後続との差を1馬身ほど保って馬群を先導。ヴェントフレイバーが3番手の絶好位につける。先団後ろのポジションに付けたのはペルルセレスト。その1馬身後ろ、クイーンマートルは中団前め。ヨシノブラボーは中団馬群の真ん中を追走。ケンヴィヴァルディは中団後方の位置。そのすぐ後ろ、メリーゴーラウンドが8番手。そのあと、エリザベスウォークが9番手。カレーウドンは後方4番手に待機して前方各馬の出方をうかがう。後方3番手でじっくりと折り合い重視で運ぶのはファーストフォルテ。後方2番手の位置でじっと我慢して力を温存するのはレトロタイプ。しんがりにジェイケイクロードがいる隊列で最初のコーナーを通過。

ファーストフォルテが中位から鋭さ光る差し脚を繰り出して前方の各馬をまとめて交わす

先頭はファーストフラワーでリードは1馬身。単独の2番手にムソウが続く。そのあと、ヴェントフレイバーが3番手。1馬身離れて、エリザベスウォークが4番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースを迎えて、6番手から抜け出したのはクイーンマートル。そのまま押し切るかに見えたが、中団後方にいたファーストフォルテが目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は後続に1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。2着には、中団の位置から持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたクイーンマートルが続き、2着と1馬身1/4差の3着には、3番手の位置から稟性の負けん気を発揮してゴールまでタレずに走り切った2番人気のヴェントフレイバーが入った。そこからクビ差遅れた4着には、後方3番手で直線を迎えたレトロタイプが入線した。逃げた1番人気のファーストフラワーは粘りを欠いて8着に敗れた。