第27回 エリザベス女王杯 (G1)

レース展開

ユウキャラットが後続を引っ張る形、その直後を追走するトーワトレジャーとファインモーション

主導権を握ったのはユウキャラット。後続を1馬身ほど離して一団を先導。2番手にファインモーションとトーワトレジャーが並ぶ。その後ろ、ダイヤモンドビコーが4番手の絶好位につける。その1馬身後ろ、チャペルコンサートは中団やや前。シルクプリマドンナとタムロチェリーは中団馬群の真ん中付近を併走。少し離れて、レディパステルとスマイルトゥモローは中団後方の位置。さらにその少し後ろ、ジェミードレスは後方4番手に控えて虎視眈々と機をうかがう。後方3番手で折り合いに専念するのはビルアンドクー。しんがりにブルーエンプレスとローズバドがいる隊列で最初のコーナーを通過。

エリザベス女王杯、ファインモーションが下馬評通りの実力を見せて中距離女王の称号を奪取

先頭はユウキャラットでリードは1馬身。単独の2番手にファインモーションが続く。その後ろ、トーワトレジャーが3番手。1馬身離れて、チャペルコンサート、ダイヤモンドビコー、シルクプリマドンナらが4番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入り、2番手にいた1番人気のファインモーションが次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は後続に2馬身半の差をつけて勝利を掴み取った。2着には、先行勢の後ろの位置から見事な伸び脚で猛進した2番人気のダイヤモンドビコーが続き、2着と1馬身半差の3着には、中団前目の位置から切れ味鋭い末脚を披露したレディパステルが入った。そこから3/4馬身遅れた4着には、絶好位で直線を迎えたトーワトレジャーが入線した。