第9回 マイルグランプリ (地方重賞)

レース展開

ハタノアドニスが全馬をリードする形、その直後に続くキングリファール

主導権を握ったのはハタノアドニス。リードを1馬身ほどキープして集団を牽引。単独の2番手にキングリファールが続く。そのあと、イエローパワーが3番手の絶好位につける。先団後ろのポジションに付けたのはコアレスハンター。その1馬身後ろ、フジノテンビーは中団前め。ベルモントアクターは中団馬群の真ん中あたりを追走。クールアイバーは中団後方の位置取り。ミリオンヒットは後方4番手に待機して前方各馬の動きを静観。後方3番手で腰を据えて折り合いをつけるのはバンケーティング。後方2番手の位置でじっとしているのはベルモントデーンズ。どん尻にタイキアーサーがいる隊列で最初のコーナーを通過。

マイルグランプリ、ベルモントアクターが古馬の底力を示す様な堂々たる走りで勝利数を18に伸ばす

先頭はハタノアドニスでリードは1馬身。単独の2番手にベルモントアクターが続く。そのすぐ後ろ、イエローパワーとキングリファールが3番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入り、依然として先頭で粘り続けるハタノアドニス。そのまま押し切る態勢だったが、2番手にいたベルモントアクターが次元の違う末脚を炸裂させてハタノアドニスを交わすと、最後はクビ差先着して勝利を掴んだ。2着のハタノアドニスから9馬身差の3着には、中団後方の位置からゴールまでジンワリと伸びた1番人気のコアレスハンターが入った。そこからハナ差遅れた4着には、後方3番手で直線を迎えた11番人気のタイキアーサーが入線した。2番人気のバンケーティングは中団後方にいたが末脚不発で5着に敗れた。