第57回 オークス（優駿牝馬） (G1)

レース展開

カネトシシェーバーがハナに立つ形、僅かな差でノースサンデーが続く

カネトシシェーバーが先手を奪う形となり、半馬身のリードで馬群を先導。2番手にノースサンデーが続く。そのすぐ後ろ、マークリマニッシュ、ウエスタンスキャン、キハクらが3番手の好位につける。先団後ろのポジションに付けたのはハダシノメガミ。その1馬身後ろ、マックスロゼとエアグルーヴは中団前寄り。ロゼカラー、ナナヨーストーム、メイショウヤエガキ、チアズダンサーらは中団後方の位置取り。ナスケンエースは後方6番手で他馬の様子を見ながらの競馬。シーズグレイスとリトルオードリーは後方4番手で前方各馬の出方をうかがう。後方3番手で腰を据えて折り合いをつけるのはエリモシック。後方2番手の位置でひっそりと力をタメるのはファイトガリバー。シンガリにトウカイジャスパーがいる隊列で最初のコーナーを通過。

優駿牝馬、エアグルーヴが好位追走のスタイルで樫の女王の座を手中に収める

先頭はノースサンデーでリードは1馬身。2番手にウエスタンスキャンとキハクが続く。その後ろ、カネトシシェーバー、マークリマニッシュ、エアグルーヴらが4番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入り、好位にいた1番人気のエアグルーヴが目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は後続に1馬身半の差をつけて勝利を手にした。2着には、後方2番手の位置から見事な伸び脚で追い上げたファイトガリバーが続き、2着とクビ差の3着には、同じく後方2番手の位置から切れ味鋭い末脚を発揮したリトルオードリーが入った。そこからハナ差遅れた4着には、中団で直線を迎えたロゼカラーが入線、さらに1馬身半の5位には、途中から先頭に立ったノースサンデーが食い込み、さらにそこから半馬身差の6位にはマックスロゼが入った。2番人気のエリモシックは中団後方にいたがあとひと押しが足りず7着に敗れた。