フィリピントロフィー

レース展開

ローザノワールが先陣を切る形、そのあとに続くダノンスプレンダー

ローザノワールが端をきり、後続を1馬身ほど離して一団を引っ張っていく。単独の2番手にダノンスプレンダーが続く。続いて、パンコミードが3番手の絶好位につける。そのあと、ララメダイユドールは好位に取り付く。先団後ろのポジションにいるのはスマートセラヴィーとフリーフリッカー。その1馬身後ろ、ストーミーバローズとキタサンタイドーは中団前目。アイアムレジェンドとバーンスターは中団馬群の丁度真ん中を併走。少し空いて、テイエムジョウネツ、ステイパーシスト、ナンヨープルートーらは中団後方の位置。後方3番手で腰を落ち着けて折り合いをつけるのはエクスパートラン。後方2番手の位置で息を潜めて力を温存するのはニューモニュメント。殿にマイネルカイノンがいる隊列で最初のコーナーを通過。

フィリピンT、ダノンスプレンダーが負けじ心を発揮してゴール前の熾烈な争いを頭差でモノにする

先頭はローザノワールでリードは体半分。2番手にダノンスプレンダーとエクスパートランが続く。そのあと、スマートセラヴィーとフリーフリッカーが4番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入り、2番手にいた1番人気のダノンスプレンダーが一歩一歩着実に前との差を詰めて先頭に立ち、食い下がる14番人気のエクスパートランをアタマ差で凌ぎ切り勝利を挙げた。2着のエクスパートランからクビ差の3着には、後方4番手の位置から閃光のような末脚を発揮したニューモニュメントが入った。そこからクビ差遅れた4着には、中団後方で直線を迎えたバーンスターが入線、さらに1馬身1/4差の5着には、好位にいたフリーフリッカーが食い込んだ。