レース展開

キシュウグラシアが集団を率いる形、直後の位置にリバプールサウンドとオオトリオウジャが続く

キシュウグラシアが逃げを打つ形となり、リードを1馬身ほど確保して集団を引っ張っていく。2番手にリバプールサウンドとオオトリオウジャが並ぶ。そのあと、オークヒルズ、ローレルレガリス、メイショウスクラムらが4番手の好位につける。その1馬身後ろ、タガノアッシュとスズカサンバは中団前寄り。ディオスクロイ、ケイジージュニアー、バンドゥロンシャンらは中団後方の位置取り。ダノンジュピターとヨクバリは後方4番手に待機して虎視眈々と機をうかがう。2馬身以上離れて、後方3番手で腰を据えて折り合いに専念するのはリネンホーク。後方2番手の位置でひっそりと脚を溜めるのはマイネルパルティア。シンガリにマルブツブラボーがいる隊列で最初のコーナーを通過。

濃尾特別、ケイジージュニアーが中団後方から切れ味鋭い差し脚を繰り出して前方の各馬をまとめてねじ伏せる

先頭はリバプールサウンドでリードは体半分。2番手にキシュウグラシアが続く。そのあと、オークヒルズとオオトリオウジャが3番手。1馬身離れて、スズカサンバとローレルレガリスが5番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースを迎えて、5番手から抜け出したのはローレルレガリス。そのまま押し切るかに思われたが、中団後方にいたケイジージュニアーが豪快な末脚を弾けさせてローレルレガリスを交わすと、最後はクビ差先着して勝利を手中に収めた。2着のローレルレガリスからクビ差の3着には、中団前目の位置から長くいい末脚でゴールまで頑張った13番人気のマイネルパルティアが入った。そこからアタマ差遅れた4着には、途中から先頭に立ったリバプールサウンドが入線、さらに1馬身半差の5着には、後方5番手にいたダノンジュピターが食い込んだ。1番人気のオオトリオウジャは好位にいたが失速して8着に敗れた。2番人気のディオスクロイは後方4番手にいたがいいところなく14着に敗れた。