第108回 天皇賞（秋） (G1)

レース展開

ツインターボが集団をリードする展開、少し離れた位置をロンシャンボーイが追走

ツインターボが先手を取る恰好となり、後続との差を2馬身以上確保してレースを牽引。単独の2番手にロンシャンボーイが続く。その直後、ヤマニンゼファーが3番手の絶好位につける。先団後ろのポジションにいるのはライスシャワー、ナイスネイチャ、ナリタチカラ、フジヤマケンザンら4頭。その1馬身後ろ、セキテイリュウオーとオースミロッチは中団前寄り。カミノクレッセとウィッシュドリームは中団後方の位置取り。ムービースターは後方6番手に待機して前の動きを静観。ゴールデンアイは後方5番手で他馬の出方をうかがう。ホワイトストーンは後方4番手に待機して前方各馬の動きを静観。後方3番手でジックリと折り合い重視で運ぶのはブラウンビートル。殿にニフティダンサーとイクノディクタスがいる隊列で最初のコーナーを通過。

天皇賞（秋）、ヤマニンゼファーが横並びの戦いを辛うじて物にして秋の盾を獲得

先頭はツインターボでリードは半馬身。2番手にヤマニンゼファーが続く。その直後、ナイスネイチャが3番手。そのすぐ後ろ、ライスシャワーが4番手。その後ろ、セキテイリュウオーが5番手。1馬身離れて、ムービースター、ロンシャンボーイ、オースミロッチらが6番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入って、2番手にいたヤマニンゼファーがぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後はグングンと追い迫ったセキテイリュウオーをハナ差で抑え込みトップでゴールへと飛び込んだ。2着のセキテイリュウオーから3馬身差の3着には、中団後方の位置から息の長い末脚を繰り出したウィッシュドリームが入った。そこからクビ差遅れた4着には、後方5番手で直線を迎えた17番人気のゴールデンアイが入線、さらに3/4馬身差の5着には、中団後方にいたナリタチカラが食い込み、1番人気に推されたライスシャワーは好位から辛抱強く脚を伸ばしたそこからハナ差の6着に敗れた。2番人気のナイスネイチャは絶好位にいたが最後一杯になって15着に敗れた。