トーワチャペル（1987年生、母トーワモアー）

経歴

デビュー前

佐山優厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1990年）

5月5日、デビュー戦は田島信行騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（京都芝1400m 雨/不良）に出走。馬体重は510kg。18頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着に入った。

5月19日、中1週で迎えた2戦目は、小島貞博騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝1600m 雨/不良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

6月16日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、小原義之騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1000m 小雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず最後はスズダグラスと並んで4着同着となった。

6月23日、連闘で迎えた4戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小原義之騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に終わった。

8月5日、中5週で迎えた5戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったスタナーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

8月18日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のヒロタカオーを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

9月2日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で土肥幸広騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したジュニアテイオーにハナ差届かず2着となった。

4歳（1991年）

1月26日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、小谷内秀夫騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の高塔山特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

2月10日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったスワローロックに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月25日、中1週で迎えた10戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

3月9日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は田島信行騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月31日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 小雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

6月30日、約3か月の休養明けで迎えた13戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は田島信行騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月14日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の英彦山特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったエイシンディザイアに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

8月3日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の牧園特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田島信行騎手（4戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のイブキファイブワンをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

8月11日、連闘で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の筑後川特別（小倉芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で田島信行騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のインターサブマリンをアタマ差振り切って3勝目を手に入れた。

9月1日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下のフクニチ新聞杯（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田島信行騎手（6戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の志摩特別（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で田島信行騎手（7戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい5着に敗れた。

5歳（1992年）

1月18日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の和布刈特別（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は田島信行騎手（8戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見所を作れず15着に敗れた。

4月5日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、郷原洋行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の勝浦特別（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく6着に終わった。

4月25日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた22戦目は、5歳以上900万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田島信行騎手（9戦2勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた23戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の白川特別（京都芝2400m 外回り曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた24戦目は、5歳以上900万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のスリーヤーをアタマ差振り切って制した。

8月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた25戦目は、4歳以上900万下のサマーステークス（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のイブキファイブワンに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

6歳（1993年）

7月10日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた26戦目は、ジュライステークス（京都芝1400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は小谷内秀夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。