サトノドリーム（2007年生、母ドリームカムカム）

サトノドリーム（2007年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋夢」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時6歳）と交配したドリームカムカムが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方37戦8勝2着7回。主な勝ち鞍は2013年の芸の息吹特別(一般B1一)。

経歴

デビュー前

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

3月14日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は420kg。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

4歳（2011年）

1月11日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた2戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般C25（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた3戦目は、一般C25（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったフランボアーズに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

2月8日、中1週で迎えた4戦目は、一般C23（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のプランテーションに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月25日、中1週で迎えた5戦目は、如月千早生誕16年記念杯（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田稔騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るジョイスティックを目の覚めるような末脚で半馬身差し切って1着ゴールを果たした。

5月7日、中9週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた6戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びを欠き15着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた7戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず13着に終わった。

5月29日、連闘で迎えた8戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

7月16日、中6週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は水口優也騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

7月23日、連闘で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で水口優也騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

9月11日、中6週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた11戦目は、安部竜司騎手を鞍上に迎えて、一般C4二（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るクールクラージュを次元の違う末脚で半馬身差し切って圧倒的人気に応えた。

9月25日、中1週で迎えた12戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、まいもんまつり秋の陣特別（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るレインボーフォースを上がり2位の末脚で3/4馬身差し切って断トツの支持に応えた。

10月18日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2三（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のソルティーカフェに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

11月15日、中3週で迎えた14戦目は、新そばまつり特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた15戦目は、鵜祭り特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で桑野等騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったメイショウグレイトに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

12月13日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1二（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で桑野等騎手（4戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のメイショウシーマに1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月27日、中1週で迎えた17戦目は、B4級チャンピオン（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で桑野等騎手（5戦3勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

5歳（2012年）

3月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、能・羽衣特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で桑野等騎手（6戦3勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

3月29日、中1週で迎えた19戦目は、滝のぼり流し特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で桑野等騎手（7戦3勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

4月8日、中0週で迎えた20戦目は、一般B2二（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で桑野等騎手（8戦3勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

4月17日、連闘で迎えた21戦目は、一般B2二（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で桑野等騎手（9戦3勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

5月1日、中1週で迎えた22戦目は、土用仙太朗妃茉莉記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で桑野等騎手（10戦3勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したコスモテロメアを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

5月20日、中2週で迎えた23戦目は、ノトキリシマ賞（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は安部竜司騎手（1戦1勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦したが、2着となった。

6月3日、中1週で迎えた24戦目は、山代温泉菖蒲湯まつり特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は桑野等騎手（11戦3勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた25戦目は、門別町特産軟白長ネギ賞（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（12戦3勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入った。

6月26日、連闘で迎えた26戦目は、大祓式特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（13戦3勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のように急駛したが、抜け出したバチェラーに3/4馬身届かず2着となった。

7月17日、中2週で迎えた27戦目は、能登島向田の火祭り特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑野等騎手（14戦3勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた28戦目は、宝立七夕キリコまつり特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で桑野等騎手（15戦3勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

8月28日、中3週で迎えた29戦目は、山中節道中流し特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で桑野等騎手（16戦3勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイネキラを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

9月11日、中1週で迎えた30戦目は、IPATカウントダウン21（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は安部竜司騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、3着に入り込んだ。

9月25日、中1週で迎えた31戦目は、IPATカウントダウン7（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は桑野等騎手（17戦4勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

10月9日、中1週で迎えた32戦目は、わじま農林漁業まつり特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（18戦4勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた33戦目は、漆の美特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（19戦4勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた34戦目は、食い初めかにまつり特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で桑野等騎手（20戦4勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた35戦目は、一般B2二（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で桑野等騎手（21戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた36戦目は、一般B2二（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で桑野等騎手（22戦4勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた37戦目は、温泉感謝祭特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は安部竜司騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、逃げるナムラヒーローを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

6歳（2013年）

3月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた38戦目は、芸の息吹特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安部竜司騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアラディンを3/4馬身振り切って優勝

3月24日、中1週で迎えた39戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、おとめつばき賞（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた40戦目は、加賀温泉郷マラソン特別（金沢ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は安部竜司騎手（5戦2勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた41戦目は、とも旗祭り特別（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は桑野等騎手（23戦4勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったセイカアレグロに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

5月12日、中1週で迎えた42戦目は、苺一会特別（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は安部竜司騎手（6戦2勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、3着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた43戦目は、白山スーパー林道開通特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部竜司騎手（7戦2勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。