シアトルロッコ（2002年生、母ロトフェアリー）

シアトルロッコ（2002年4月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「アメリカの都市名＋父名の一部」。毛色は青鹿毛。種牡馬のブロッコ（当時11歳）と交配したロトフェアリーが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）広富牧場。戦績は、中央平地11戦1勝、地方17戦1勝。主な勝ち鞍は2004年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

1歳のとき、広富牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、ベーシカル・コーチング・スクールから「プレミア2歳トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、井上博行によって430.5万円で落札された。

土門一美厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

10月31日、デビュー戦は小林徹弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 曇/稍重）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では総身の力で末脚を持続させて、最後は2着のイヤダイヤダをクビ差振り切って初白星を挙げた。

11月21日、中2週で迎えた2戦目は、2歳500万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦1勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

3歳（2005年）

3月13日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（2戦1勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

4月17日、中4週で迎えた4戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では全く伸びず15着に終わった。

4月24日、連闘で迎えた5戦目は、3歳500万下（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（3戦1勝）。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって15着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた6戦目は、荻野要騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の矢車賞（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

6月11日、中4週で迎えた7戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京芝1200m 小雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。17頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では決め手に欠いて15着に終わった。

7月9日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

8月28日、中6週で迎えた9戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

10月8日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。

10月15日、連闘で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩崎祐己騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

11月16日、中4週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた12戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、一般B6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

4歳（2006年）

1月20日、中8週で迎えた13戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、名古屋煽馬記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に敗れた。

2月3日、中1週で迎えた14戦目は、加藤誓二騎手を鞍上に迎えて、一般B13（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

5月26日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から32kg減らして迎えた15戦目は、一般C4（名古屋ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず10着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた16戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず9着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた17戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

7月14日、中2週で迎えた18戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

8月11日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（5戦0勝）。6頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

8月25日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた20戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大畑雅章騎手（6戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた21戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は児島真二騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

9月27日、中2週で迎えた22戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（7戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて8着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた23戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は児島真二騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のゴールドバリアに5馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

10月27日、中1週で迎えた24戦目は、つわぶき特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（3戦1勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた25戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で児島真二騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

12月1日、中1週で迎えた26戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（8戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

12月22日、中2週で迎えた27戦目は、一般C5（名古屋ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（9戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

5歳（2007年）

1月18日、中3週で迎えた28戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は児島真二騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて8着に敗れた。