ホウライジェントル（2010年生、母ホウライトキメキ）

ホウライジェントル（2010年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時15歳）と交配したホウライトキメキが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）福満牧場。戦績は、地方21戦5勝2着7回。2012年の兼六園ジュニアカップ(地方重賞)に勝利した他、2013年の東海ダービー(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

藤ヶ崎一人厩舎（名古屋）へ入厩。

2歳（2012年）

7月6日、デビュー戦は柿原翔騎手を鞍上に据えて、2歳（名古屋ダート800m 曇/不良）に出走。馬体重は491kg。5頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、ウォータープライドにクビ差交わされて2着に甘んじた。

7月19日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（1戦0勝）。4頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のササノハサラサラに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月23日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳戦のセレクトゴールド（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柿原翔騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウォータープライドに3馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

9月18日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、2歳地方重賞の兼六園ジュニアカップ（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で柿原翔騎手（3戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のルードに2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月1日、中5週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた5戦目は、2歳地方重賞のゴールドウィング賞（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で柿原翔騎手（4戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

11月27日、中3週で迎えた6戦目は、一般B4（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で柿原翔騎手（5戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のユウキングに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

12月17日、中2週で迎えた7戦目は、2歳戦の若獅子特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で柿原翔騎手（6戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のチョットチョットに2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

3歳（2013年）

1月14日、中3週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞の新春ペガサスカップ（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で柿原翔騎手（7戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、4着に終わった。

2月15日、中4週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞のゴールドジュニア（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で柿原翔騎手（8戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、ゴールドブラザーに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

3月7日、中2週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞のスプリングカップ（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で柿原翔騎手（9戦5勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

4月8日、中4週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の新緑賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で柿原翔騎手（10戦5勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の駿蹄賞（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で柿原翔騎手（11戦5勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

6月7日、中4週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の東海ダービー（名古屋ダート1900m 雨/良）に出走。鞍上は13戦連続で柿原翔騎手（12戦5勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚で驀進したが、ウォータープライドに3/4馬身交わされて2着となった。

12月4日、約6か月の休み明けで迎えた14戦目は、シクラメン特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で柿原翔騎手（13戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

4歳（2014年）

1月1日、中3週で迎えた15戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の尾張名古屋杯（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったロードパルジファルに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

4月16日、約3か月半の休養明けで迎えた16戦目は、磯巾着賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柿原翔騎手（14戦5勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったアイビスティを半馬身捉え切れず2着となった。

4月30日、中1週で迎えた17戦目は、ライラック特別（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（15戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月8日、連闘で迎えた18戦目は、カーネーション特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柿原翔騎手（16戦5勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったマコトクオバディスに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

5月21日、中1週で迎えた19戦目は、えんどう賞（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で柿原翔騎手（17戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた20戦目は、きんぽうげ特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で柿原翔騎手（18戦5勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったボンドストリートに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

7月24日、中6週で迎えた21戦目は、ブルーベリー特別（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で柿原翔騎手（19戦5勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。