セルサス（2008年生、母ブレーヴクイーン）

セルサス（2008年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタイムパラドックス（当時10歳）と交配したブレーヴクイーンが17歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）細川牧場。戦績は、地方7戦3勝2着2回。2010年のハイセイコー記念(S2)に勝利する活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。

経歴

デビュー前

1歳のとき、細川牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

佐藤賢二厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2010年）

8月27日、デビュー戦は繁田健一騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は508kg。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したリアライズブラボーに3/4馬身届かず2着となった。

9月15日、中2週で迎えた2戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて14番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシンカンアトラスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月12日、中3週で迎えた3戦目は、2歳戦のフレッシュハーモニー特別（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴールドスガに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月10日、中3週で迎えた4戦目は、2歳S2のハイセイコー記念（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリョウウンに5馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

4歳（2012年）

7月20日、約20か月半の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた5戦目は、海ほたる特別（船橋ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（3戦3勝）。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、エスケイドリームにハナ差交わされて2着となった。

5歳（2013年）

10月29日、約15か月半の休養明けで迎えた6戦目は、一茶特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で石崎駿騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

11月27日、中3週で迎えた7戦目は、ノースウインド賞（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎駿騎手（5戦3勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では末脚が冴えず16着に敗れた。