シャリオヴァルト（2013年生、母エミナ）

シャリオヴァルト（2013年4月20日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「司令官の意味を持つ人名」。毛色は鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時15歳）と交配したエミナが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は株式会社ノースヒルズ。2021年の障害3歳以上オープン(障害3歳以上オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

尾関知人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

11月28日、デビュー戦はR.ムーア騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、伸びてきたフィビュラ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

12月26日、中3週で迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3歳（2016年）

1月16日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったイマジンザットに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

2月6日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4月23日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のカパオパンゴに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

5月7日、中1週で迎えた6戦目は、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦1勝）。17頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

5月28日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、3歳500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

12月23日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から34kg戻して迎えた8戦目は、3歳以上500万下のノエル賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田辺裕信騎手（3戦1勝）。18頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

4歳（2017年）

1月21日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田辺裕信騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

3月5日、中5週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田辺裕信騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、伸びてきたマイネルクラフト決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

4月2日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田辺裕信騎手（6戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、勝ったジョンブドールにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

4月22日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で田辺裕信騎手（7戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のシャインブライトをクビ差振り切って人気に違わぬ実力を証明した。

7月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の種市特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に敗れた。

11月18日、約4か月の休み明けで迎えた14戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の高湯温泉特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

12月16日、中3週で迎えた15戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の高山特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

5歳（2018年）

1月14日、中3週で迎えた16戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の金山特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に敗れた。

4月14日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の飯盛山特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

5月5日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた18戦目は、4歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（8戦2勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったヴァンクールシルクに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

5月13日、連闘で迎えた19戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の胎内川特別（新潟芝2200m 雨/良）に出走。9頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では長く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のハギノカエラをアタマ差振り切って雨下の大混戦を制した。

7月14日、中8週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の信夫山特別（福島芝2600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

8月18日、中4週で迎えた21戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の札幌日刊スポーツ杯（札幌芝2600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の日高特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

9月22日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の九十九里特別（中山芝2500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の本栖湖特別（東京芝2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は田辺裕信騎手（9戦2勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

12月9日、中8週で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下の名古屋日刊スポーツ杯（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

12月22日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の江坂特別（阪神芝2400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（2戦1勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に終わった。

6歳（2019年）

1月13日、中2週で迎えた27戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

3月2日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の千里山特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

3月31日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた29戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の安房特別（中山芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、勝ったマイネルヴンシュにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

4月14日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の奥の細道特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

7月13日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた31戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの信夫山特別（福島芝2600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

7歳（2020年）

1月18日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに18kg増やして迎えた32戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝2880m 小雪/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。3着に入った。

2月15日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた33戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝2910m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で金子光希騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた34戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のエミーリオに1馬身1/4の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

6月27日、中6週で迎えた35戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で蓑島靖典騎手（1戦1勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

8月22日、中7週で迎えた36戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蓑島靖典騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月24日、中8週で迎えた37戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で蓑島靖典騎手（3戦1勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。4着を確保した。

8歳（2021年）

5月8日、約6か月半の休み明けで迎えた38戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で蓑島靖典騎手（4戦1勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月4日、約4か月の休み明けで迎えた39戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で蓑島靖典騎手（5戦1勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったバイオレントブローから3/4馬身差の2着となった。

10月23日、中6週で迎えた40戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で蓑島靖典騎手（6戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9歳（2022年）

1月29日、約3か月半の休養明けで迎えた41戦目は、牛若丸ジャンプステークス（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で蓑島靖典騎手（7戦1勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月14日、約3か月半の休養明けで迎えた42戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（中京障害芝3900m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で蓑島靖典騎手（8戦1勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月3日、約3か月半の休養明けで迎えた43戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内雨/良）に出走。鞍上は10戦連続で蓑島靖典騎手（9戦1勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月22日、中6週で迎えた44戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で蓑島靖典騎手（10戦1勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

2022年10月27日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。