トレシャインボーイ（1995年生、母トレシャインユー）

トレシャインボーイ（1995年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のミュージックタイム（当時8歳）と交配したトレシャインユーが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は細川農場。戦績は、地方28戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は1998年のオクトーバー特別(一般B3二)。

経歴

デビュー前

新井康夫厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（1997年）

9月26日、デビュー戦は小林照男騎手を鞍上に据えて、馬体重は479kg。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に敗れた。

10月22日、中3週で迎えた2戦目は、鞍上は2戦連続で小林照男騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月4日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の二ア（浦和ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のマリーガルダンに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1998年）

4月12日、約5か月半の休み明けで迎えた4戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、4歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

5月1日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦のあやめ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

5月17日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、3歳戦のアマリリス特別（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

6月5日、中2週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた7戦目は、3歳戦のかきつばた特別（大井ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

6月26日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦のサルビア特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

7月18日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦の彦星特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は張田京騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったマキバスナイパーからクビ差の2着に惜敗した。

7月28日、中0週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のあさがお特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月17日、中2週で迎えた11戦目は、3歳戦のかながわ・ゆめ国体夏季大会記念特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（5戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。最後は、勝ったシーキングザロマンから2馬身半差の2着となった。

9月9日、中2週で迎えた12戦目は、3歳ハンデ地方重賞の戸塚記念（川崎ダート2100m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は小林照男騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。11着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた13戦目は、晩秋特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小林照男騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のマルエタイヨウに2馬身の差をつけて勝利をモノにする

10月7日、中1週で迎えた14戦目は、3歳ハンデ地方重賞のゴールドカップ（浦和ダート2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小林照男騎手（4戦1勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた15戦目は、オクトーバー特別（船橋ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は張田京騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のセリノトルネイドに1馬身半の差をつけて3勝目を奪取した。

11月26日、中4週で迎えた16戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、’98フェイスフルレイン特別（4）（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したコアレスフィールドを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

12月16日、中2週で迎えた17戦目は、3歳地方重賞の東京湾カップ（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4歳（1999年）

1月26日、中5週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた18戦目は、’99フレンドリースパー特別（2）（船橋ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は張田京騎手（3戦2勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

2月15日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦のアメジスト特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では卓出した伸び脚で驀進したが、勝ったオリミツキネンにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

8月19日、約6か月の休養明けで迎えた20戦目は、’99フェイスフルレイン特別（2）（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（6戦0勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

9月13日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦のながつき特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は張田京騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

5歳（2000年）

1月13日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた22戦目は、初富士スター賞（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は小林照男騎手（5戦1勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。10着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた23戦目は、マルチヒット特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林照男騎手（6戦1勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

2月15日、中2週で迎えた24戦目は、’00フレンドリーブーツ特別（1）（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（6戦2勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

3月17日、中3週で迎えた25戦目は、東風特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は小林照男騎手（7戦1勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦の卯月特別（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小林照男騎手（8戦1勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた27戦目は、卯月特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小林照男騎手（9戦1勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデ戦のよみうりランド皐月盃（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（7戦2勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。