ビクトリービュティ（2000年生、母ビクトリースピカ）

ビクトリービュティ（2000年4月6日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は黒鹿毛。種牡馬のホーエイヒロボーイ（当時15歳）と交配したビクトリースピカが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は藤巻則弘。戦績は、地方44戦10勝2着11回。2003年のエーデルささゆり特別(アラ系3歳以上B1)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

武田広臣厩舎（園田）へ入厩。

2歳（2002年）

8月21日、デビュー戦は小林克己騎手を鞍上に据えて、アラ系2歳（園田ダート820m 曇/良）に出走。馬体重は458kg。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に敗れた。

10月29日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、大山寿文騎手を鞍上に迎えて、アラ系2歳F3（姫路ダート800m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサンキュウローレルを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

11月12日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、アラ系2歳F1（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山寿文騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた4戦目は、アラ系2歳F1（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で大山寿文騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

12月26日、中3週で迎えた5戦目は、アラ系2歳F1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で大山寿文騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、フジノユーノスに交わされて3馬身差の2着となった。

3歳（2003年）

1月4日、連闘で迎えた6戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳F1（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、プラチナプリンスに半馬身交わされて2着に敗北した。

1月29日、中3週で迎えた7戦目は、アラ系3歳F1（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は大山寿文騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

2月13日、中1週で迎えた8戦目は、アラ系3歳以上C8（園田ダート1400m 晴/重）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で大山寿文騎手（5戦1勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したフジノユーノスを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

3月4日、中2週で迎えた9戦目は、アラ系3歳以上C9（姫路ダート1400m 曇/不良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で大山寿文騎手（6戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のスズノジョージを3/4馬身振り切って2勝目を手に入れた。

3月14日、中0週で迎えた10戦目は、アラ系3歳以上C8（姫路ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で大山寿文騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヒデノスカレーに3馬身の差をつけて制した。

3月27日、中1週で迎えた11戦目は、アラ系3歳以上C7（姫路ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で大山寿文騎手（8戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のホマレライナーを半馬身振り切って4勝目を掴み取った。

4月23日、中3週で迎えた12戦目は、アラ系3歳以上C5（園田ダート1400m 曇/稍重）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で大山寿文騎手（9戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ファーストベビーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

5月5日、中1週で迎えた13戦目は、アラ系3歳以上C5（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で大山寿文騎手（10戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ファーストベビーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

6月12日、中4週で迎えた14戦目は、アラ系3歳以上C4-1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で大山寿文騎手（11戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた15戦目は、アラ系3歳以上C4-1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で大山寿文騎手（12戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた16戦目は、アラ系3歳以上C4-1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で大山寿文騎手（13戦4勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

7月22日、中1週で迎えた17戦目は、アラ系3歳以上C3-1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で大山寿文騎手（14戦4勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のカズミプリンスを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

8月14日、中2週で迎えた18戦目は、アラ系3歳以上C2（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は12戦連続で大山寿文騎手（15戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るケンシルバーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて制した。

8月26日、中1週で迎えた19戦目は、アラ系3歳以上C1（姫路ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で大山寿文騎手（16戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のカワサキオーを半馬身振り切って勝利をモノにする

9月16日、中2週で迎えた20戦目は、エーデルささゆり特別（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で大山寿文騎手（17戦7勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マウンテンリバーに交わされて1馬身半差の2着となった。

10月2日、中1週で迎えた21戦目は、アラ系3歳以上C1-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で大山寿文騎手（18戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のテンリジャンプを3/4馬身振り切って8勝目を掴み取った。

10月14日、中1週で迎えた22戦目は、アラ系3歳以上B1（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は16戦連続で大山寿文騎手（19戦8勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた23戦目は、アラ系3歳以上B1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で大山寿文騎手（20戦8勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のリッチフラットをクビ差振り切って9勝目を手にした。

11月24日、中3週で迎えた24戦目は、椎堂特別（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で大山寿文騎手（21戦9勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したカズミプリンスを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

12月17日、中2週で迎えた25戦目は、アラ系3歳以上B1（園田ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は19戦連続で大山寿文騎手（22戦9勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2004年）

1月8日、中2週で迎えた26戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳以上（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したハッコーディオスを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

2月5日、中3週で迎えた27戦目は、アラ系3歳以上（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は大山寿文騎手（23戦9勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた28戦目は、アラ系3歳以上B1（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山寿文騎手（24戦9勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたビミョウ決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

3月17日、中3週で迎えた29戦目は、アラ系3歳以上（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大山寿文騎手（25戦9勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

3月26日、連闘で迎えた30戦目は、平原透雄騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のアラ系3歳以上（姫路ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したハッコーディオスを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4月14日、中2週で迎えた31戦目は、オーシャン・オブ・ファイヤー・カップ（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は大山寿文騎手（26戦9勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた32戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、チューリップ特別（福山ダート1600m 晴/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のベアーズドリームに2馬身の差をつけて10勝目を達成した。

5月29日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた33戦目は、カーネーション特別（福山ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた34戦目は、渡辺博文騎手を鞍上に迎えて、青葉賞（福山ダート1800m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月27日、中1週で迎えた35戦目は、神辺の夕日特別（福山ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は岡田祥嗣騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた36戦目は、仙酔島特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（3戦1勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったスタイルマイウエーから半馬身差の2着となった。

11月28日、約4か月半の休養明けで迎えた37戦目は、川野幸治騎手を鞍上に迎えて、トキ特設（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に終わった。

12月18日、中2週で迎えた38戦目は、イヌワシ特設（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川野幸治騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

5歳（2005年）

1月5日、中2週で迎えた39戦目は、嬉勝則騎手を鞍上に迎えて、くわい特別（福山ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた40戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、臘梅特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた41戦目は、立春特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺博文騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた42戦目は、菜の花賞（福山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は岡田祥嗣騎手（4戦1勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた43戦目は、桃の花特別（福山ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は楢崎功祐騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた44戦目は、池田敏樹騎手を鞍上に迎えて、春うらら特別（福山ダート1600m 雨/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。