ライズインザノース（2016年生、母ネオヴェリーフェズ）

ライズインザノース（2016年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「北から昇る太陽。ホッカイドウ競馬からの躍進を期待して」。毛色は栗毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時24歳）と交配したネオヴェリーフェズが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタツド。2018年のルビー特別で2着に入った他、2018年の川崎若駒オープンで3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2018年）

5月9日、デビュー戦は服部茂史騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は470kg。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

6月7日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

6月20日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のアイオブザタイガーをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

7月10日、中2週で迎えた4戦目は、山本咲希到騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのルビー特別（門別ダート1700m 雨/不良）に出走。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったホワイトヘッドにねじ伏せられて6馬身差の2着となった。

7月24日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンのターフチャレンジ1（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

8月11日、中2週で迎えた6戦目は、2歳オープンのコスモス賞（札幌芝1800m 小雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（4戦1勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい8着に終わった。

9月16日、中4週で迎えた7戦目は、2歳M1のジュニアグランプリ（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（5戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に敗れた。

10月15日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた8戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアドバンス賞（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のレーヴに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月7日、中2週で迎えた9戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、2歳S3の平和賞（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

11月28日、中2週で迎えた10戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの川崎若駒オープン（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着を確保した。

12月20日、中2週で迎えた11戦目は、2歳オープンの川崎ジュニアオープン（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（6戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

3歳（2019年）

1月8日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦の若水特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

4月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、3歳戦の雪柳特別（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のニヨドハンターをクビ差振り切って3勝目をマークした。

4月25日、中2週で迎えた14戦目は、3歳オープンの東京ダービートライアル（大井ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

5月16日、中2週で迎えた15戦目は、3歳オープンの皐月オープン（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

4歳（2020年）

5月11日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた16戦目は、桜井光輔騎手を鞍上に迎えて、颯爽賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のシグラップリンリンに3馬身の差をつけて久しぶりの一戦を物にした。

6月10日、中3週で迎えた17戦目は、電光石火賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したトゥーナノクターンにクビ差届かず2着に甘んじた。

8月10日、中8週で迎えた18戦目は、天下無双賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は桜井光輔騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

6歳（2022年）

2月16日、約18か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた19戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

3月23日、中4週で迎えた20戦目は、一般C2四五（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた21戦目は、一般C2四五（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテキサスブロンコに6馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

5月5日、中2週で迎えた22戦目は、いるかスプリント（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて9着に敗れた。