アイオブザタイガー（2016年生、母ミラノリッチ）

アイオブザタイガー（2016年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスマートファルコン（当時11歳）と交配したミラノリッチが6歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は新生ファーム。2018年の金沢ヤングチャンピオン(地方重賞)に勝利した他、2018年の兼六園ジュニアカップ(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2018年）

5月22日、デビュー戦は阿部龍騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛進したが、ナラにクビ差交わされて2着に甘んじた。

6月20日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったライズインザノースをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

7月18日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部龍騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた5戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の安平町鹿公園賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて、最後は2着のダンジグオーザを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

8月16日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は阿部龍騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、スナンビンに交わされて1馬身差の2着となった。

8月29日、中1週で迎えた7戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びで驀進したが、ヤマショウブラックにクビ差交わされて2着に甘んじた。

10月23日、中7週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた8戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の雑穀の穂がち特別（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサノオーソに6馬身の差をつけて2勝目を収める

11月20日、中3週で迎えた9戦目は、2歳地方重賞の兼六園ジュニアカップ（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロンギングルックに6馬身の差をつけて断然人気に応えた。

12月2日、中1週で迎えた10戦目は、2歳地方重賞の金沢ヤングチャンピオン（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るハッピーフライトを次元の違う末脚で交わし去り、最後は7馬身の差をつけて断然人気に応えた。

3歳（2019年）

1月4日、中4週で迎えた11戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のジンギに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

1月18日、中1週で迎えた12戦目は、3歳A B（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ジンギにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月19日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、3歳A B（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（2戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のエイシントカチに1馬身1/4の差をつけて断トツ人気に応えた。

4月11日、中2週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の菊水賞（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で大山真吾騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた15戦目は、3歳A B（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で大山真吾騎手（4戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったアヴニールレーヴに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

5月17日、中2週で迎えた16戦目は、3歳戦のアサヒスーパードライカップ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大山真吾騎手（5戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のベルリーフに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月6日、中2週で迎えた17戦目は、3歳地方重賞の兵庫ダービー（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で大山真吾騎手（6戦3勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

6月16日、中0週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた18戦目は、3歳地方重賞の高知優駿（高知ダート1900m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で大山真吾騎手（7戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したナンヨーオボロヅキに半馬身届かず2着に敗北した。

4歳（2020年）

4月14日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から11kg戻して迎えた19戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、ネット投票は楽天競馬特別（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に終わった。

4月29日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた20戦目は、楽天競馬でゴールデンウィークも投票特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は畑中信司騎手（3戦3勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

5月10日、中1週で迎えた21戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬でスマホで投票特別（金沢ダート1700m 雨/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた22戦目は、地方重賞の利家盃（金沢ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平瀬城久騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

6月23日、中3週で迎えた23戦目は、地方重賞の百万石賞（金沢ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で平瀬城久騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は力尽きて9着に終わった。

7月20日、中3週で迎えた24戦目は、楽天競馬で金沢けいばを楽しもう特別（金沢ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で平瀬城久騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に終わった。