サノオーソ（2016年生、母ナイキアクトレス）

サノオーソ（2016年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフリオーソ（当時12歳）と交配したナイキアクトレスが16歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）カタオカステーブル。2018年の金沢ヤングチャンピオン(地方重賞)で3着に入った他、2019年のゴールドジュニア(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松本隆宏厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2018年）

7月11日、デビュー戦は宮崎光行騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/重）に出走。馬体重は444kg。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

8月9日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（2戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るダイナミックスルーを3/4馬身差し切って初勝利を挙げた。

8月22日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で宮崎光行騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

9月26日、中4週で迎えた5戦目は、2歳（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮崎光行騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアビゲイルをハナ差振り切って2勝目を手中に収めた。

10月23日、中3週で迎えた6戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の雑穀の穂がち特別（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。6頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったアイオブザタイガーに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

11月6日、中1週で迎えた7戦目は、2歳（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた8戦目は、2歳（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアリュモモフェイスをクビ差だけ差し切ってファンの高評価に応えた。

12月2日、中1週で迎えた9戦目は、2歳地方重賞の金沢ヤングチャンピオン（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で米倉知騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた10戦目は、2歳戦の金沢芸妓の舞特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で米倉知騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったチジョウノホシにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

12月25日、連闘で迎えた11戦目は、2歳（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で米倉知騎手（5戦1勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

3歳（2019年）

1月9日、中1週で迎えた12戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若松特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったサウスグラストップに詰め切れず、3馬身差の2着に敗れた。

1月24日、中1週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞のゴールドジュニア（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

2月6日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦のスズナ特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

2月26日、中2週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞のスプリングカップ（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

3月17日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、3歳戦の若駒賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は米倉知騎手（6戦1勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、3着に終わった。

4月2日、中1週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた17戦目は、3歳戦の能登金剛賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサンハンツビルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて4勝目をゲットした。

4月21日、中2週で迎えた18戦目は、3歳戦のマイマイ結婚おめでとう記念（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（8戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

6月4日、中5週で迎えた19戦目は、3歳地方重賞の石川ダービー（金沢ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で米倉知騎手（9戦2勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく8着に敗れた。