コアレスドール（1991年生、母ダイナシュペール）

コアレスドール（1991年4月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時6歳）と交配したダイナシュペールが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）雅牧場。戦績は、中央平地9戦2勝、地方21戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は1994年の4歳500万下。

経歴

デビュー前

梅田康雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1993年）

6月12日、デビュー戦は上野清章騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（札幌芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は410kg。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月20日、連闘で迎えた2戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（札幌芝1000m 小雨/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のメローフルーツを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

9月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の小倉3歳ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に敗れた。

10月17日、中5週で迎えた4戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のりんどう賞（京都芝1400m 小雨/良）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって6着に敗れた。

11月20日、中4週で迎えた5戦目は、2歳オープンの福島3歳ステークス（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は上野清章騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

3歳（1994年）

3月20日、約4か月の休養明けで迎えた6戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2の報知杯4歳牝馬特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

5月15日、中7週で迎えた7戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1200m 雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた8戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のトシヴォイスに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

6月25日、中3週で迎えた9戦目は、4歳900万下のゆうすげステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。

10月26日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた10戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（大井ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のイシノルビーに2馬身半の差をつけて久方ぶりの実戦を物にした。

11月28日、中4週で迎えた11戦目は、品川区特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のヒヤクカチドキに1馬身半の差をつけて4勝目を挙げた。

4歳（1995年）

1月5日、中4週で迎えた12戦目は、高橋三郎騎手を鞍上に迎えて、春駒賞（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月8日、中4週で迎えた13戦目は、銀嶺特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、勝ったアフロディアから1馬身差の2着に敗北した。

3月2日、中2週で迎えた14戦目は、村上頼章騎手を鞍上に迎えて、マーチ賞（大井ダート2000m 曇/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。9着に終わった。

3月27日、中3週で迎えた15戦目は、春分賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は的場文男騎手（3戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のダイワワールドに2馬身の差をつけて5勝目を獲得した。

6月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、ペルセウス賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のテツノコバンに1馬身の差をつけて6勝目を手にした。

8月15日、中9週で迎えた17戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、トゥインクルレディ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた18戦目は、アデレードシティカップ（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったブラックタイから3/4馬身差の2着となった。

11月10日、中9週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた19戦目は、ロイヤルカップ（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。15着に敗れた。

5歳（1996年）

1月19日、中9週で迎えた20戦目は、初富士賞（大井ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（4戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた21戦目は、ウインターカップ（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（5戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月12日、中9週で迎えた22戦目は、レグルス賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（6戦3勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月15日、中4週で迎えた23戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、スターライトカップ（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。13着に敗れた。

6月17日、中4週で迎えた24戦目は、シーサイドカップ（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鷹見浩騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた25戦目は、スタールビー賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鷹見浩騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のエムジーシューマをアタマ差制して7勝目を手にした。

8月8日、中4週で迎えた26戦目は、トゥインクルレディ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鷹見浩騎手（3戦1勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた27戦目は、アデレードシティカップ（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鷹見浩騎手（4戦1勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月11日、中2週で迎えた28戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、クリスタルナイトカップ（大井ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月27日、中1週で迎えた29戦目は、ムーンライトカップ（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は鷹見浩騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。15着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた30戦目は、ドラマチックナイト賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鷹見浩騎手（6戦1勝）。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。