バンザイ（2009年生、母プロフェシーライツ）

バンザイ（2009年3月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「万歳」。毛色は栗毛。種牡馬のタイキシャトル（当時15歳）と交配したプロフェシーライツが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）フジワラ・ファーム。戦績は、中央平地26戦3勝。主な勝ち鞍は2015年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

藤岡健一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

1月9日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は502kg。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のローゼンケーニッヒに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

1月22日、中1週で迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の若竹賞（中山芝1800m 小雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。先手を取り、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のエネアドをクビ差振り切って雨中の混戦を制した。

3月18日、中7週で迎えた3戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

4月7日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のニュージーランドトロフィー（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

4月29日、中2週で迎えた5戦目は、3歳オープンの端午ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩やかなペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

9月29日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上1000万下の習志野特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

10月21日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の北野特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

11月3日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

11月24日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた9戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の高雄特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、4着を確保した。

4歳（2013年）

1月6日、中5週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた10戦目は、4歳以上1000万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

1月27日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた11戦目は、4歳以上1000万下の稲荷特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

3月30日、中8週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下の安房特別（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

5歳（2014年）

12月6日、約20か月半の休み明けで馬体重を前走から36kg増やして迎えた13戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1600m 小雨/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

6歳（2015年）

1月17日、中5週で迎えた14戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のフェイブルネージュに1馬身半の差をつけて久々に勝利を挙げた。

3月28日、中9週で迎えた15戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい14着に敗れた。

5月9日、中5週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の六波羅特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、5着を確保した。

5月23日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下のオーストラリアトロフィー（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

7月19日、中7週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下のシンガポールターフクラブ賞（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

8月15日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、3歳以上1000万下のSTV賞（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい11着に終わった。

7歳（2016年）

1月16日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた20戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の花見小路特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、後続との差を5馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい9着に終わった。

2月6日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の木津川特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（4戦0勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って13着に敗れた。

4月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい6着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた23戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の六波羅特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に敗れた。

5月28日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた24戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の葉山特別（東京芝1600m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、3着を確保した。

6月19日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下の小豆島特別（阪神芝1600m 外回り小雨/重）に出走。鞍上は浜中俊騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

10月16日、約4か月の休養明けで迎えた26戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（5戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。