ツルギビックワン（2000年生、母ツルギクイン）

ツルギビックワン（2000年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のカヅミネオン（当時14歳）と交配したツルギクインが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は水丸牧場。戦績は、地方32戦8勝2着8回。2003年の北海道産馬特別(アラ系3歳)に勝利した他、2003年の雪椿賞(アラ系3歳ハンデ)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、水丸牧場から「北海道10月市場アングロアラブ1歳」に上場され、北海道馬主会によって126万円で落札された。

須藤三千夫厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2002年）

5月6日、デビュー戦は宮崎光行騎手を鞍上に据えて、アラ系2歳（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のダイヘイゲンをハナ差制して初白星を挙げた。

7月4日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、アラ系2歳（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったビミョウからクビ差の2着に甘んじた。

7月16日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた3戦目は、2歳戦の北海道馬主会会長賞（旭川ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（2戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったアトミックタイムから2馬身差の2着に敗れた。

7月25日、連闘で迎えた4戦目は、アラ系2歳（旭川ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で宮崎光行騎手（3戦1勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイヘイゲンから半馬身差の2着となった。

8月8日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンの月光特別（旭川ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で宮崎光行騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月22日、中1週で迎えた6戦目は、2歳オープンの登別スパランド特別（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で宮崎光行騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイヘイゲンから1馬身半差の2着に敗北した。

9月4日、中1週で迎えた7戦目は、アラ系2歳（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で宮崎光行騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた8戦目は、2歳オープンの鳳凰賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で宮崎光行騎手（7戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイヘイゲンから2馬身差の2着に敗北した。

10月2日、中1週で迎えた9戦目は、渋谷裕喜騎手を鞍上に迎えて、アラ系2歳（門別ダート1700m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったビミョウから半馬身差の2着に敗北した。

10月14日、中1週で迎えた10戦目は、2歳オープンのジュニアチャンピオン（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渋谷裕喜騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

3歳（2003年）

1月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のパーフェクトゴールに半馬身の差をつけて優勝

1月25日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、3歳オープンの北海道産馬特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾林幸彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のハリマブルースに2馬身の差をつけて3勝目を手にした。

2月23日、中3週で迎えた13戦目は、アラ系一般B2 B3（荒尾ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で尾林幸彦騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のヤシロジュディスに5馬身の差をつけて4勝目を手にした。

3月19日、中2週で迎えた14戦目は、アラ系一般B2 B3（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で尾林幸彦騎手（3戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のシャインエルシドに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月16日、中3週で迎えた15戦目は、アラ系一般B2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で尾林幸彦騎手（4戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のヤシロジュディスに1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

5月6日、中2週で迎えた16戦目は、3歳ハンデ戦でオープンの雪椿賞（荒尾ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で尾林幸彦騎手（5戦5勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のワタリタキオンに半馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

5月21日、中1週で迎えた17戦目は、3歳オープンの荒尾記念（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で尾林幸彦騎手（6戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったワタリタキオンから5馬身差の2着に敗北した。

8月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、三井グリーンランドリゾートカップ（荒尾ダート1500m 小雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で尾林幸彦騎手（7戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月2日、中2週で迎えた19戦目は、加勢川カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で尾林幸彦騎手（8戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた20戦目は、荒尾青年会議所カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で尾林幸彦騎手（9戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月28日、中5週で迎えた21戦目は、3歳オープンの荒尾商工会議所杯（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で尾林幸彦騎手（10戦6勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月19日、中2週で迎えた22戦目は、3歳オープンの肥後さざんか賞（荒尾ダート2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で尾林幸彦騎手（11戦6勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた23戦目は、とびうめ特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で尾林幸彦騎手（12戦6勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月28日、中3週で迎えた24戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、有明大賞典（荒尾ダート2150m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

4歳（2004年）

1月13日、中1週で迎えた25戦目は、不知火賞（荒尾ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は尾林幸彦騎手（13戦6勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。3着を確保した。

2月3日、中2週で迎えた26戦目は、菜切川カップ（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾林幸彦騎手（14戦6勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月9日、中4週で迎えた27戦目は、不知火賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で尾林幸彦騎手（15戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のキヨノガイカに1馬身半の差をつけて制した。

4月7日、中3週で迎えた28戦目は、菊池川カップ（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で尾林幸彦騎手（16戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったユメゴゼンから2馬身半差の2着に敗北した。

4月29日、中2週で迎えた29戦目は、梯梧特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で尾林幸彦騎手（17戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月25日、中3週で迎えた30戦目は、立夏特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で尾林幸彦騎手（18戦7勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月14日、約3か月半の休み明けで迎えた31戦目は、立秋特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で尾林幸彦騎手（19戦7勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた32戦目は、三井グリーンランドリゾートカップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で尾林幸彦騎手（20戦7勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。