マイネルクラウン（1989年生、母プライドミンスキー）

マイネルクラウン（1989年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のサンシー（当時20歳）と交配したプライドミンスキーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は能登ファーム。戦績は、中央平地12戦3勝2着2回。1992年のシリウスステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

増本豊厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1991年）

12月1日、デビュー戦は小原義之騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

12月14日、中1週で迎えた2戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中京ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスピードデクタスに9馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1992年）

4月25日、約4か月半の休養明けで迎えた3戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

5月16日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下（京都芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は田島信行騎手（1戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、勝ったイイデザオウに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

5月31日、中1週で迎えた5戦目は、4歳500万下のこでまり賞（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったルトロワマルスにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

6月13日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下のあじさい賞（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田島信行騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のキクノエリザベスをクビ差振り切って2勝目を掴み取った。

6月27日、中1週で迎えた7戦目は、4歳900万下のゆうすげステークス（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田島信行騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のメイショウバリウスに1馬身3/4の差をつけて3勝目を獲得した。

10月18日、約4か月の休養明けで迎えた8戦目は、渡月橋ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田島信行騎手（5戦3勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず最後はイブキリセスと並んで10着同着となった。

11月14日、中3週で迎えた9戦目は、ハンデ戦の高雄ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田島信行騎手（6戦3勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた10戦目は、シリウスステークス（中京芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で田島信行騎手（7戦3勝）。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、3着に入った。

12月19日、中2週で迎えた11戦目は、清山宏明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の逆瀬川ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に敗れた。

4歳（1993年）

1月31日、中5週で迎えた12戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、羅生門ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい10着に敗れた。