キャンドルタイム（1991年生、母アジサイ）

キャンドルタイム（1991年6月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時6歳）と交配したアジサイが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は早田牧場新冠支場。戦績は、中央平地18戦3勝2着7回、地方17戦1勝2着2回。2000年のむつき特別(一般)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中尾銑治厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1994年）

1月5日、デビュー戦は柴田政人騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマロンアニーモに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

1月23日、中2週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

2月20日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のハシノカイセイをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

3月26日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田政人騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、サクラローレルに交わされて2馬身半差の2着となった。

4月16日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は6戦連続で柴田政人騎手（5戦1勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。

5月8日、中2週で迎えた7戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

7月30日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から24kg増やして迎えた8戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したタヤスペガサスを捕まえ切れず、ハナ差の2着となった。

8月13日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のキョウエイチェリオに1馬身3/4の差をつけて勝利を手に入れた。

9月3日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の函館日刊スポーツ杯（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鹿戸雄一騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

10月9日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の錦秋特別（東京ダート1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で鹿戸雄一騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったマミーランバーに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

11月5日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の立冬特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鹿戸雄一騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

12月4日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の美浦特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で鹿戸雄一騎手（5戦1勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

12月24日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の霞ケ浦特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で鹿戸雄一騎手（6戦1勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のカネツクロスを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

4歳（1995年）

1月16日、中2週で迎えた15戦目は、アレキサンドライトステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で鹿戸雄一騎手（7戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、勝ったロイヤルハーバーにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

2月4日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の金蹄ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で鹿戸雄一騎手（8戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアドマイヤボサツに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

2月25日、中2週で迎えた17戦目は、内外タイムス杯（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で鹿戸雄一騎手（9戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4月8日、中5週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の春風ステークス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で鹿戸雄一騎手（10戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚を見せたが、伸びてきたカネツクロス決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

5歳（1996年）

3月4日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた19戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、花月賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月28日、中2週で迎えた20戦目は、スプリングカップ（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で見沢譲治騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。10着に敗れた。

6歳（1997年）

12月4日、約20か月半の休養明けで馬体重を前走から31kg増やして迎えた21戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、師走特別（浦和ダート1900m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のワンダーカナーに1馬身半の差をつけて久しぶりの一戦を物にした。

7歳（1998年）

2月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、紅椿盃（川崎ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は見沢譲治騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた23戦目は、春光特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で見沢譲治騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったミハタワールドからハナ差の2着に甘んじた。

6月12日、約3か月半の休み明けで迎えた24戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のパール特別（浦和ダート1900m 曇/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったタヤスウイングから2馬身半差の2着に敗北した。

6月22日、中0週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた25戦目は、ハンデ戦の’98シーサイドカップ（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

10月20日、約4か月の休養明けで迎えた26戦目は、ハンデ戦の神無月特別（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は見沢譲治騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の霜月特別（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で見沢譲治騎手（5戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8歳（1999年）

6月17日、約7か月半の休み明けで迎えた28戦目は、松井達也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の千葉日報賞スプリント（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。6頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

12月18日、約6か月の休養明けで迎えた29戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、高岳特設（荒尾ダート1900m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

9歳（2000年）

1月2日、中1週で迎えた30戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、むつき特別（荒尾ダート1900m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

1月24日、中2週で迎えた31戦目は、高岳特設（荒尾ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は吉留孝司騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月16日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた32戦目は、高岳特設（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉留孝司騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた33戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉留孝司騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月28日、中2週で迎えた34戦目は、高岳特設（荒尾ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉留孝司騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月22日、中3週で迎えた35戦目は、みなづき特別（荒尾ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で吉留孝司騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。