タヤスウイング（1993年生、母ラシアンパーティ）

タヤスウイング（1993年5月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のビゼンニシキ（当時12歳）と交配したラシアンパーティが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）向別福田ファーム。戦績は、地方32戦9勝2着6回。1998年の埼玉新聞杯(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

柿本政義厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（1995年）

10月3日、デビュー戦は田部和広騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。馬体重は475kg。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月21日、中6週で迎えた2戦目は、柿本政男騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1400m 内回り晴/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のグリンビーナスに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（1996年）

3月19日、約4か月の休み明けで迎えた3戦目は、4歳（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿本政男騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったフウジンスワローから2馬身差の2着に敗北した。

4月16日、中3週で迎えた4戦目は、3歳戦のベストステッキ特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柿本政男騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のノムラライデンオーをハナ差制して先頭ゴールを果たした。

5月5日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦のあやめ特別 2組（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で柿本政男騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のクミノグリッターズをクビ差制して3勝目をつかんだ。

6月6日、中4週で迎えた6戦目は、3歳戦の東京王冠賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柿本政男騎手（4戦3勝）。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月3日、中3週で迎えた7戦目は、3歳戦の若竹賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で柿本政男騎手（5戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月29日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳戦のひまわり特別 1組（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で柿本政男騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月12日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた9戦目は、3歳戦のすいれん特別 1組（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で柿本政男騎手（7戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4歳（1997年）

1月26日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた10戦目は、ガーネット特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で柿本政男騎手（8戦3勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。3着に入った。

2月14日、中2週で迎えた11戦目は、もくれん特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で柿本政男騎手（9戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のオパールフォンテンに3/4馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。

3月7日、中2週で迎えた12戦目は、千葉特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で柿本政男騎手（10戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったゴーチャンスから3馬身差の2着に敗北した。

4月2日、中3週で迎えた13戦目は、花祭り特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で柿本政男騎手（11戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のアイサダカチドキに半馬身の差をつけて5勝目をつかんだ。

5月6日、中4週で迎えた14戦目は、ブルースカイ特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で柿本政男騎手（12戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月29日、中2週で迎えた15戦目は、フレンドリーサドル特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で柿本政男騎手（13戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったセーガルスキーからクビ差の2着に甘んじた。

6月25日、中3週で迎えた16戦目は、フレンドリーサドル特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で柿本政男騎手（14戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったトップガルダンから3/4馬身差の2着に敗北した。

7月27日、中4週で迎えた17戦目は、ペッパーツリー賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で柿本政男騎手（15戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月25日、中3週で迎えた18戦目は、葉月特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で柿本政男騎手（16戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のスティリングオーに3/4馬身の差をつけて6勝目を挙げた。

9月25日、中3週で迎えた19戦目は、セプテンバー特別（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で柿本政男騎手（17戦6勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月21日、中3週で迎えた20戦目は、神無月特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で柿本政男騎手（18戦6勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5歳（1998年）

2月10日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から17kg減らして迎えた21戦目は、’98フレンドリースパー特別（1）（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は田部和広騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

3月17日、中4週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた22戦目は、’98フレンドリースパー特別（3）（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田部和広騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を披露したが、3着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦のダイヤモンド特別（船橋ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田部和広騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月4日、中3週で迎えた24戦目は、ハンデ戦のよみうりランド皐月盃（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田部和広騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のリンガストーイをアタマ差振り切って優勝

5月26日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦のメイ特別（船橋ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で田部和広騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

6月12日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦のパール特別（浦和ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で田部和広騎手（6戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のキャンドルタイムに2馬身半の差をつけて8勝目をつかんだ。

12月15日、約6か月の休養明けで迎えた27戦目は、ハンデ戦の師走特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は柿本政男騎手（19戦6勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のドラゴンジェイに1馬身の差をつけて久しぶりの一戦を物にした。

12月30日、中1週で迎えた28戦目は、地方重賞の埼玉新聞杯（浦和ダート1900m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で柿本政男騎手（20戦7勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したキタサンシーズンを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

6歳（1999年）

1月27日、中3週で迎えた29戦目は、ハンデ地方重賞の報知グランプリ・カップ（船橋ダート1800m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で柿本政男騎手（21戦7勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

2月16日、中2週で迎えた30戦目は、ハンデ戦の如月特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柿本政男騎手（22戦7勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したドラゴンジェイに半馬身届かず2着となった。

5月25日、約3か月半の休み明けで迎えた31戦目は、ハンデ戦のよみうりランド皐月盃（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柿本政男騎手（23戦7勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

11月16日、約6か月の休み明けで迎えた32戦目は、ハンデ戦の霜月特別（船橋ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で柿本政男騎手（24戦7勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。