キタサンシーズン（1993年生、母キタサンコール）

キタサンシーズン（1993年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のカコイーシーズ（当時7歳）と交配したキタサンコールが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（株）レジェンドファーム。戦績は、地方27戦15勝2着3回。1998年の埼玉新聞杯(地方重賞)に勝利した他、1999年の報知グランプリ・カップ(ハンデ地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

村田六郎厩舎（川崎）へ入厩。

3歳（1996年）

11月13日、デビュー戦は山野勝也騎手を鞍上に据えて、4歳（川崎ダート1400m 晴/不良）に54kgの軽斤量で出走。馬体重は480kg。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のゴールデンビューに約14馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

11月28日、中1週で迎えた2戦目は、4歳（川崎ダート1400m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山野勝也騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のユキノカバリエに6馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

12月18日、中2週で迎えた3戦目は、4歳（川崎ダート1400m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で山野勝也騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のサテライトスマイルに5馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

4歳（1997年）

2月6日、中6週で迎えた4戦目は、一般C2八九（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山野勝也騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のスイフトボンドに5馬身の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

3月10日、中4週で迎えた5戦目は、一般C2二三（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山野勝也騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のコスモアポロンに1馬身の差をつけて土付かずの5連勝を決めた。

4月20日、中5週で迎えた6戦目は、一般C1五（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山野勝也騎手（5戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のタニノノーブルに4馬身の差をつけて無傷の6連勝を決めた。

5月15日、中3週で迎えた7戦目は、一般C1三（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で山野勝也騎手（6戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のコスモアポロンに2馬身半の差をつけて無傷の7連勝を決めた。

6月15日、中3週で迎えた8戦目は、水無月特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で山野勝也騎手（7戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったオートプリンスからクビ差の2着に甘んじた。

11月26日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、チドリ特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のミナミノウルフに1馬身の差をつけて久々の一戦を制した。

12月30日、中4週で迎えた10戦目は、仲冬特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のスーパーサミットに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5歳（1998年）

1月27日、中3週で迎えた11戦目は、ジャニュアリースター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森下博騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のアドニスに2馬身の差をつけて制した。

2月18日、中2週で迎えた12戦目は、仲春特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は山野勝也騎手（8戦7勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったアドニスから1馬身差の2着に敗北した。

4月1日、中5週で迎えた13戦目は、野崎武司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のダイヤモンド特別（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のセントハリケーンをクビ差制して雨中の激闘を制した。

5月10日、中5週で迎えた14戦目は、ハンデ戦のさつき特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は森下博騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のナスノダーバンに1馬身半の差をつけて勝利数を12に伸ばす

6月1日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦の’98ブリリアントカップ（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（4戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のタイセイリーフに1馬身の差をつけて勝利数を13に伸ばす

7月3日、中4週で迎えた16戦目は、地方重賞の報知オールスターカップ（川崎ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で森下博騎手（5戦5勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

12月4日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、ハンデ戦の’98ロイヤルカップ（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で森下博騎手（6戦5勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

12月30日、中3週で迎えた18戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の埼玉新聞杯（浦和ダート1900m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のタヤスウイングをクビ差振り切って勝利数を14に伸ばす

6歳（1999年）

1月27日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデ地方重賞の報知グランプリ・カップ（船橋ダート1800m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったアローセプテンバーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3月1日、中4週で迎えた20戦目は、ハンデ地方重賞の金盃（大井ダート2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で佐藤隆騎手（2戦1勝）。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

3月25日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の’99スプリングカップ（大井ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤隆騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

4月29日、中4週で迎えた22戦目は、石井勝男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ地方重賞の船橋記念（船橋ダート1800m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

6月16日、中6週で迎えた23戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のパール特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた24戦目は、地方重賞の報知オールスターカップ（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は野崎武司騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月18日、中6週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の千葉テレビ放送盃（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野崎武司騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るデリケートワンを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利数を15に伸ばす

9月15日、中3週で迎えた26戦目は、G3の日本テレビ盃（船橋ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で野崎武司騎手（3戦2勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

11月17日、中8週で迎えた27戦目は、地方重賞のグランドマイラーズ（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で野崎武司騎手（4戦2勝）。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。