ベルモントエアロ（2004年生、母ミスダンジグ）

ベルモントエアロ（2004年2月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋空気」。毛色は栗毛。種牡馬のアフリート（当時20歳）と交配したミスダンジグが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ベルモントファーム。戦績は、中央平地15戦0勝2着1回、地方20戦7勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年のトワイライトスプリント(一般B1以下)。

経歴

デビュー前

小西一男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

12月17日、デビュー戦は上村洋行騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は492kg。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入った。

3歳（2007年）

1月8日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

1月21日、中1週で迎えた3戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入った。

2月20日、中3週で迎えた4戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフォーチュネイト水仙特別（大井ダート1200m 雨/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のダンディシャークに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3月24日、中4週で迎えた5戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月13日、中6週で迎えた6戦目は、3歳500万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

6月3日、中2週で迎えた7戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の芍薬賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

4歳（2008年）

1月6日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

1月27日、中2週で迎えた9戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた10戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/不良）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に敗れた。

3月15日、中4週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

4月5日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したキングオブハイシーを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月20日、約8か月半の休み明けで迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

5歳（2009年）

1月5日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて8着に敗れた。

9月26日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた15戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に終わった。

11月8日、中5週で馬体重を前走から20kg絞って迎えた16戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後はバタバタになってしまい16着に敗れた。

6歳（2010年）

5月5日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から38kg戻して迎えた17戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、一般C2（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったゼストに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

7月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のボンファイアーに2馬身半の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

8月6日、中1週で迎えた19戦目は、トワイライトスプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るレインボールシファを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて3勝目を収める

9月14日、中5週で迎えた20戦目は、デイリースポーツ賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7歳（2011年）

1月19日、約4か月の休み明けで迎えた21戦目は、一般C1二三（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎駿騎手（4戦2勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、エドノブラウンにクビ差交わされて2着となった。

2月10日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1三（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎駿騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のガオウに6馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月21日、中1週で迎えた23戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、疾風スプリント（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るバトルファイターを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて5勝目を挙げた。

8歳（2012年）

7月19日、約17か月の休養明けで迎えた24戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の薄暮スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

8月10日、中2週で迎えた25戦目は、新涼スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（6戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず10着に敗れた。

9月3日、中2週で迎えた26戦目は、清涼スプリント（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（7戦3勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

10月11日、中4週で迎えた27戦目は、秋陽特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（8戦3勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は一杯になって9着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた28戦目は、近代競馬150周年記念（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（9戦3勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では生来の負けん性を発揮してどうにかこうにかゴールまで走り切り、4着を確保した。

12月5日、中4週で迎えた29戦目は、師走スプリント（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で石崎駿騎手（10戦3勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のツクバワンに2馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

12月19日、中1週で迎えた30戦目は、ポインセチア特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎駿騎手（11戦4勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

9歳（2013年）

1月9日、中2週で迎えた31戦目は、S3の船橋記念（船橋ダート1000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦1勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

5月27日、約4か月半の休み明けで迎えた32戦目は、ハンデ戦のエメラルド特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（12戦4勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい6着に終わった。

6月17日、中2週で迎えた33戦目は、夕焼けスプリント（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（13戦4勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

7月16日、中3週で迎えた34戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の薄暮スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線に入ると、前で粘るダンシングロイヤルを凄まじい末脚でクビ差だけ差し切って優勝

8月7日、中2週で迎えた35戦目は、夕刊フジ杯（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。