ツクバワン（2009年生、母ミスペンブローク）

ツクバワン（2009年5月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシーキングザダイヤ（当時8歳）と交配したミスペンブロークが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ヒカル牧場。戦績は、地方41戦2勝2着5回。主な勝ち鞍は2011年のベイサイドスター特別。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ヒカル牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

林正人厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2011年）

7月21日、デビュー戦は張田京騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。馬体重は507kg。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く3着に敗れた。

8月22日、中4週で迎えた2戦目は、2歳戦のシーサイドスター特別（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

9月20日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のベイサイドスター特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のバーチディダーマをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

10月12日、中2週で迎えた5戦目は、2歳S2のハイセイコー記念（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（4戦1勝）。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

11月16日、中4週で迎えた6戦目は、2歳S3の平和賞（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で張田京騎手（5戦1勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた7戦目は、2歳戦のベイサイドアイドル特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で張田京騎手（6戦1勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

3歳（2012年）

4月10日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、3歳戦の山桜特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で張田京騎手（7戦1勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では素晴らしい伸びを見せたが、ロンドンアイに交わされて3馬身差の2着となった。

5月4日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦のびわ特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で張田京騎手（8戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる形となり、凄まじいハイペースで馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、リバティパワーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

5月28日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦の若駒特別（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で張田京騎手（9戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のフォックスワンに1馬身半の差をつけて順当に勝利した。

6月20日、中2週で迎えた11戦目は、報知新聞創刊140周年記念（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で張田京騎手（10戦2勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、極端なハイペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

7月18日、中3週で迎えた12戦目は、夏雲特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で張田京騎手（11戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた13戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、勇魚特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい10着に終わった。

9月3日、中2週で迎えた14戦目は、清涼スプリント（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は張田京騎手（12戦2勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

9月24日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦の穂波スプリント（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（13戦2勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

10月31日、中4週で迎えた16戦目は、近代競馬150周年記念（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（14戦2勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったシャイニードラゴンに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

12月5日、中4週で迎えた17戦目は、師走スプリント（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（15戦2勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、勝ったベルモントエアロにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

4歳（2013年）

1月9日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、花信風スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（16戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、タフなペースでレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

4月3日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から11kg絞って迎えた19戦目は、春風賞（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で張田京騎手（17戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、5着に終わった。

5月8日、中4週で迎えた20戦目は、一般B3（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で張田京騎手（18戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

6月17日、中5週で迎えた21戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、夕焼けスプリント（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に敗れた。

7月5日、中2週で迎えた22戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、夕凪特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた23戦目は、うなぎ賞（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は張田京騎手（19戦2勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

8月6日、中2週で迎えた24戦目は、しじみ賞（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（20戦2勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

9月9日、中4週で迎えた25戦目は、ホンビノスガイ賞（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（21戦2勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

9月26日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（22戦2勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮したが、4着に終わった。

10月31日、中4週で迎えた27戦目は、秋収めスプリント（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（23戦2勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

11月20日、中2週で迎えた28戦目は、円良田湖特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で張田京騎手（24戦2勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

5歳（2014年）

4月9日、約4か月半の休み明けで迎えた29戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、春風賞（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では稟性の負けん気を発揮してゴールまでタレずに走り切り、4着を確保した。

5月8日、中3週で迎えた30戦目は、一般C1（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい12着に終わった。

5月28日、中2週で迎えた31戦目は、行田市観光協会会長賞（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで踏ん張ったが、勝ったトーセンリューに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

6月10日、中1週で迎えた32戦目は、神速賞（川崎ダート900m 晴/不良）に出走。鞍上は張田京騎手（25戦2勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

7月21日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた33戦目は、f-keibaビール祭り大抽選会記念（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（26戦2勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

8月6日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた34戦目は、一般C1（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（27戦2勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に敗れた。

8月20日、中1週で迎えた35戦目は、西瓜特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（28戦2勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい10着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた36戦目は、一般C1（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（29戦2勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

10月28日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた37戦目は、一般C1（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

11月7日、中0週で迎えた38戦目は、一般C1五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（30戦2勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた39戦目は、長野県畜産会長賞（浦和ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（31戦2勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた40戦目は、烈風スプリント（船橋ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

12月9日、連闘で迎えた41戦目は、冬萌特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は張田京騎手（32戦2勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。