カネトシリープイン（2008年生、母アルディーミル）

カネトシリープイン（2008年2月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋元気に飛びはねる」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時10歳）と交配したアルディーミルが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）松浦牧場。戦績は、中央平地37戦2勝2着5回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2013年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、松浦牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場され、兼松利男によって1,050万円で落札された。

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

11月27日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、伸びてきたグランス決め手に屈して半馬身差の2着となった。

3歳（2011年）

1月5日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

1月15日、中0週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡佑介騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた5戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

4月9日、中9週で迎えた6戦目は、花田大昂騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

5月15日、中4週で迎えた7戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

5月22日、連闘で迎えた8戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

6月5日、中1週で迎えた9戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

7月17日、中5週で迎えた10戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい12着に敗れた。

7月31日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。端を奪い、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のサンマルヴィエントに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月14日、中1週で迎えた12戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

10月9日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では全く伸びず5着に終わった。

10月22日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた14戦目は、N.ピンナ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

11月19日、中3週で迎えた15戦目は、I.メンディザバル騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/重）に出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、5着を確保した。

12月18日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、伸びてきたオーシャンパワー決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

12月25日、連闘で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

4歳（2012年）

1月15日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

3月25日、中9週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

4月8日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

5月20日、中5週で迎えた21戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい7着に敗れた。

6月10日、中2週で迎えた22戦目は、小林慎一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の木古内特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

7月29日、中6週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林慎一郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい7着に終わった。

9月17日、中6週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天授の闘争心でゴールまで頑張り、4着を確保した。

9月29日、中1週で迎えた25戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では稟性の負けじ魂を発揮してゴールまでタレずに走り切り、3着に入った。

10月28日、中3週で迎えた26戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 小雨/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

11月17日、連闘で迎えた28戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ダークブレイズに半馬身交わされて2着に敗北した。

12月16日、中3週で迎えた29戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は小林慎一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

5歳（2013年）

1月19日、中4週で迎えた30戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立ち、かなり緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

1月27日、連闘で迎えた31戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のイースターパレードに3馬身半の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

2月10日、中1週で迎えた32戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったマックスガイにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月24日、中5週で迎えた33戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい14着に敗れた。

4月13日、中2週で迎えた34戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下のラジオ福島賞（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、セニョリータにクビ差交わされて2着に惜敗した。

5月11日、中3週で迎えた35戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

5月18日、連闘で迎えた36戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下のシドニートロフィー（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい最後はニホンピロララバイと並んで10着同着となった。

6月30日、中5週で迎えた37戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の登別特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

6歳（2014年）

1月31日、約7か月の休養明けで迎えた38戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、立春特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、スローペースで馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は減速してしまい14着に敗れた。