アサクサロータス（2005年生、母リーインフォースト）

アサクサロータス（2005年4月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋ロータスエンジンより」。毛色は鹿毛。種牡馬のフサイチコンコルド（当時12歳）と交配したリーインフォーストが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地6戦0勝2着1回、地方27戦10勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年の食の世界遺産・岩泉短角牛レース(一般A二)。

経歴

デビュー前

2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッド・セールサラブレッド2歳」に上場され、田原慶子によって1,050万円で落札された。

佐々木亜良厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

7月15日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1400m 雨/稍重）に出走。馬体重は432kg。18頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたボーデンゼー決め手に屈して半馬身差の2着となった。

8月5日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では稟性の負けん気を発揮してゴールまでタレずに走り切ったが、6着に終わった。

12月1日、約4か月の休み明けで迎えた3戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く14着に敗れた。

3歳（2008年）

1月20日、中6週で迎えた4戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/不良）に出走。18頭立ての7番人気で17番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びあぐねて17着に敗れた。

2月24日、中4週で迎えた5戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では末脚がパッとせず16着に終わった。

6月15日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では今一つ伸び切れず17着に終わった。

7月26日、中5週で迎えた7戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、3歳B2一（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた8戦目は、草地保隆騎手を鞍上に迎えて、3歳B2二（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスイートダージリンに9馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月6日、中3週で迎えた9戦目は、3歳B2一（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で草地保隆騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり6着に敗れた。

9月22日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた10戦目は、一般B2九（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で草地保隆騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のヒメツバキを半馬身振り切って2勝目を手にした。

10月6日、中1週で迎えた11戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、M&Kジョッキーズカップ（第3戦）（盛岡ダート1200m 雨/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた12戦目は、早池峰山麓レース（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は草地保隆騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

11月17日、中3週で迎えた13戦目は、一般B2五（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で草地保隆騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るギンガスターを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月30日、中1週で迎えた14戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、シルバーステッキ賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。

4歳（2009年）

4月5日、約4か月の休養明けで迎えた15戦目は、奥州桜の回廊レース（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって8着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた16戦目は、駒頭山レース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に敗れた。

5月6日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、イワウメレース（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

5月18日、中1週で迎えた18戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、早坂高原レース（盛岡ダート1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き6着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた19戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、都南歴史民俗資料館レース（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のソノマンマをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

6月13日、中1週で迎えた20戦目は、ジューンカップ（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のラビットサプライズに2馬身の差をつけて5勝目を手に入れた。

6月28日、中1週で迎えた21戦目は、一般B1二（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のマルブツワイルドをクビ差振り切って6勝目を収める

7月13日、中1週で迎えた22戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、アンタレス賞（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた23戦目は、レインボーカップ（盛岡ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は沢田盛夫利騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のテンショウタイヨウを半馬身振り切って勝利をモノにする

8月14日、中2週で迎えた24戦目は、十和田市秋まつりレース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマルブツワイルドに5馬身の差をつけて勝利をモノにする

8月31日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、すずらん賞（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（5戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

9月12日、中1週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた26戦目は、食の世界遺産・岩泉短角牛レース（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は沢田盛夫利騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のメタモルキングに4馬身の差をつけて9勝目を掴み取った。

9月27日、中1週で迎えた27戦目は、地方重賞のOROカップ（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（4戦3勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい11着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた28戦目は、南部杯カウントダウン1（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で沢田盛夫利騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい5着に敗れた。

11月7日、中3週で迎えた29戦目は、明治記念館レース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で沢田盛夫利騎手（6戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた30戦目は、JA江刺りんご杯（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で沢田盛夫利騎手（7戦3勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ヒカルメイオーに交わされて6馬身差の2着となった。

5歳（2010年）

3月28日、約4か月の休み明けで迎えた31戦目は、モツ家権カップ（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で沢田盛夫利騎手（8戦3勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

4月12日、中1週で迎えた32戦目は、牛の博物館レース（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（6戦1勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したエイシンイッパツにクビ差届かず2着となった。

4月25日、中1週で迎えた33戦目は、横手の湯っこめぐりレース（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は沢田盛夫利騎手（9戦3勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のソフトパワーをクビ差振り切って制した。